p2右「当然だと思ってた」
いわばジャブ的なエピソードだが、
俺としてはもう尊くて尊くて吐きそうなんだよな。
ノリノリの吉田さんと、引き気味のその他っていう構図な。
でも、「わたモテ」という文脈に置かれると、そんなエピソードも顔つきが違ってくる。
底が抜けているとでもいうかな。
具体的には、土下座回と願書提出回でそれを感じた。
なるたるみたいな、といって通じるのかな?
そんななかで、こういう「かりそめの休憩所」みたいなエピソードが挟まれる、挟まれてしまう、
そんなエピソードに4人が参加している、
そういうところにグッとくるのよ。
俺は俺がこうして生きていることを「たまたまこの世界に居合わせました」って思ってる。
路線変更?
重力だけにな。
そんで、4人がその「路線変更」を我が運命として引き受けなおしている様がもう尊い。
いわゆる「なんにも考えていない顔」だ。
そんでラストのコマで吉田さんに同調しだしたゆりちゃんを見つめているのがいい。
いろいろ心情は考えられる。
え?乗っかるのか、また客いじりのアトラクションに参加することになっても知らんぞ、こいつ仲間認定したやつにはチョロいんだな、こいつ本当に吉田好きだな、特に意味はない
などなど。
で、全部正解なんだこれ。
俺達の身振り手振りは、深く考えてみると一つ一つに意味があったり、複数の意味に弾けていたり、特に意味はなかったりする。
そういうのを鮮やかに切り取っていると思う。