感情の起伏が激しくちょっとしたことで切れる、切れると人格が変わったように人をこき下ろす、そうかと思えば相手を神格化しベタベタしてくる。
基本的に見捨てられ不安というものが根底にあり、見捨てられないか相手を試すかのように酷いことをしてしまうらしい。
一方で境界性人格障害の人たちは落ち着いている時は凄く魅力的な人に見える。
自分もその魅力にやられた一人だった。
ボーダーの人たち特有らしいが、距離感が異様に近くすぐ仲良くなれる。子供のようなところが多くよく笑う。
当時の自分にはその子供のような明るさがとても魅力的に見えた。
しかし実際に近づいてみると徐々に本性を現し始めた。
あの手この手を使って罪悪感を植え付けられる。
こうなればもうボーダーたちの手の中だ。逃げることは難しくなる。
それからというもの本当に散々な目にあった。散々という一言ではあまりに生易しいほどに。
書き始めると止まらないので詳細は書かないが、家族とも友達ともあまり連絡を取らなくなった。貯金もだいぶなくなった。
知らないうちにジェットコースターに乗せられたような、そんな気分だった。
そうは言ってもこれは過去の話だ。
逃げてみて初めて境界性人格障害というものを知った。まさにアイツのことだと思った。
それと同時にこれまで怒りだった感情が同情に変わり、可哀想だと感じ始めた。
境界性人格障害の人たちは本当に好かれたい人に限って酷いことをして酷いことを言ってしまい後で激しく後悔するそうだ。