できるだけ当日のうちにこういう気持ちは書き残しておくべきだと思うので(日付自体は変わってるけど)、ざーっと書く。
彼女のビデオを、きれいめな(デートで使える!とか書いてあったくせにストロングゼロの空き缶がビニール袋に入った状態で放置されていた。うーむ……)完全個室のネカフェで見ることになった。
恥ずかしがり屋の彼女なもので、「これ以上見るならキスするぞ」とか言ってきた(キス未経験だということは伝えてある)。冗談半分だったけどな。
正直めっちゃ近い距離でいちゃいちゃしてて、いまさら感はめっちゃ漂ってた。あとはいつ踏み出すか、だったと思う。
「してみる?」
ムードを確保するかプライバシーを確保するかだったら、プライバシーを確保するくらいには常識人である。
いちゃいちゃして、抱きしめ合って、くっついて、顔と顔を擦り付けあって、頭撫であって、鼻と鼻をごっつんこして、眼と眼を見つめ合って。
何度目かに顔が近付いた時に、お互い目をそっと閉じた。
なんだろう。
お互いうぶなこともあって、今日しちゃったのはほんとに唇と唇を触れ合わせて、唇で相手の唇を挟むくらいの軽いやつ(一般的な基準がわからないんだけどそうだよね?)なんだけど。
きもちよさ、というよりは、あげちゃった、捧げちゃった、誓っちゃった、ってくらいの、契約の証っていうか、そういう印象の方が強かった。
実際に、ふたりで「しちゃったね」って微笑みあったし。
それだけ大事にできる人が、隣にいてくれるってだけで、もうめちゃくちゃ幸せ。
僕の唇に彼女の唇が触れていたんだなあ、って、何度も思い返してしまう(実際に今唇をなぞりながらこのエントリを書いている。ただのバカ)。
えへへ。