2017-12-23

弱者男性強者男性ネット上で私小説を書こう

どんな人間にも物語がある

どんなにつまらないと自分で思っている人生でも、しっかりと向き合って書けば、かならず誰かが瞠目する物語になる


嘉村磯多という人は、地方地主の家に生まれはしたが、旧制中学中退して、東京に出るとまったくカネはないわ、仕事はないわで、都内の陋屋を転々とし、最後居候先で病気になって、36歳で死んだ

彼の容姿についてのコンプレックスは、それはひどいものだった

と書けば、この人は近代日本弱者男性だったように見えなくもない


でも彼は、いくらマイナー作家認識されてはいても、日本文学史私小説作家として名を残した

西村賢太のように、中卒で職を転々として、30を過ぎてから私小説を書きだして芥川賞作家になった例もある

自分が生きた証を残す手段としても、豊かに生きるための手段としても、案外、私小説は最終兵器かもしれないのだ




anond:20171222232933

記事への反応 -
  • あ? 私小説? どうせ、実生活で体験の幅が狭い作家が、どうでもいい身辺雑記を延々と書いた文学のことだろ? くっだらねぇ。 というふうに自分は思っていた。 で、私小説を...

    • どんな人間にも物語がある どんなにつまらないと自分で思っている人生でも、しっかりと向き合って書けば、かならず誰かが瞠目する物語になる 嘉村磯多という人は、地方の地主の...

      • 人生経験も何もない、ただ漠然とした劣等感から弱者男性を自認して、童貞を笑う連中に日々鬱屈した憎悪を燃やす。そんなつまらないゴミみたいな連中に私小説なんて書けるわけない...

    • 小賢しいとはよく言ったもんで 私小説なんぞを書ける、いや、書き切ることができる人間はさ、もう他に売り出すものがホントない、妻子も養わないといけない、〆切も待ってくれない...

    • 私小説ってなんか、HIPHOPみたいだな。 いや逆が。HIPHOPが私小説みたいと言った方が良いのか?

    • ちなみに、はてなで私小説的な様式を使って活動している人はいる フミコフミオさんだ 事実かフィクションか、著者本人を知らない読者には判断がつかないところで、実生活とされるサ...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん