2017-12-14

仕事を辞めて散歩をして母に感謝した話

突然ですが勤めていた会社が俗にいうブラック企業だったので仕事を辞めました。

次の職場は決まっていません。ぼちぼち探します。

時間にも心にも余裕が生まれましたがお金には余裕がなくなったので、久しぶりに地元散歩してみることにしました。

実家暮らしなので慣れ親しんだ町ではありますが、ここ数年は家と駅の往復しか記憶になく、家から徒歩数分の景色でさえ懐かしさであふれていました。

とりあえず小学校までの通学路を歩いてみました。

変わったもの、変わらないものすべてが新鮮に映りました。

不審者と思われて通報されたらどうしようと最初はビクビクしていましたが、そんなことどうでもよくなり、iPhone写真を何枚も撮りました。

ブラック企業仕事に追われるだけの日々は幻のように立ち消え、ここに自分がいるぞという感覚が全身を包みました。

気づけば2時間以上も歩いていて、クタクタになりながら家に帰りました。

帰ってから、母に写真を見せながら散歩で気が付いたことを夢中で話していました。

働いている間は話す気力もなく、1日に一言二言会話をするくらいだったので、久しぶりに母と話をしたなぁと思います

働きすぎて体調を崩したとき、辞めてもいいと言ってくれたのは母でした。

仕事をしている最中は気づけなかったけど、母が毎日家事をしてくれていること、私のことを気遣ってくれていたこと。

そんな当たり前のことを今更になって気づいた私は、自然「ありがとう」と口にしていました。

母は少し目を潤ませながら「次はいいところに行けるといいね」と言って、それから「その写真LINEで送ってよ」と嬉しそうに言いました。

正直しばらく働きたくないと思っていましたが、いつまでも親に甘えて迷惑かけている場合でもないので就活します。

空いた時間でまた散歩して写真を撮って母に送りたいと思います

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