2017-10-03

ディスクシステムの謎

子供の頃からずっと謎だった事がある。

当時のCM記憶している人がどれくらいいるのだろうか。

ディスクシステムの発売は、カセットを買えない自分には夢のような話だった。

当時数千円が当たり前だったゲームカセットに比べて、500円あれば好きなゲームに書き換えができるというのだ。

しかし、残念ながらディスクシステム本体価格がとてもじゃないが手の届くものではなかった。

目の前のカセットを取るか、それともカセット数本文を我慢してディスクシステムを買うか。

CM流れる度に、ブラウン管の前で苦悩する日々が続いていた。

問題はそのCM最後流れるサウンドロゴだ。

メロディ一つに対して何パターンかのキャッチコピーが入るのだが、そのうちの一つにいつも違和感があった。

それが、「ゆめがおくれる ディスクシステム」というコピーだ。

はじめに聞いたときは、ディスクシステムを手に入れたい一心だったために早く手に入らないと「夢が遅れる」と急かされているのだと思った。

しかし冷静に考えてみればそれは変だ。

当時のファミコンカセットはロムのメガ数の大きさを競う傾向にあった。

から「2メガをくれる」などメガ数の話と聞き間違えているかもしれないとCM流れる度に耳をそばだててみたが、そうではなかった。

結局その当時は、「夢ガ(ユメ+メガ)をくれる」という造語か、「夢顔くれる」くらいなのかなと思って解決したつもりになっていた。

それが、ここにきて突然フラッシュバックするかのように思い出された。

岩田氏の訃報ミニファミコン発売のニュースなどを聞いているうちに、自然とそのサウンドロゴを口ずさんでいたのだ。

大人になって冷静に考えてみると、はやり違和感がある。

今になって考えてみてもしっくりくる解釈が思いつかなかった。

言葉は確かに「ゆめがおくれる」だったはずだ。

そう思って「ゆめがおくれる」でも「夢がおくれる」でも検索を書けてみたがスッキリする答えは見つけることができなかった。

当時、子供たちもそのサウンドロゴ普通に口ずさんでいたが、誰ひとりとしてその意味を疑うものはいなかった。

これが日本語としてもCMキャッチコピーとしてもおかしいと感じた人はいなかったのだろうか。

当時のことを覚えている人がいたらぜひ話を聞いてみたい。

謎が解けてすっきりしたいものだが。

  • やーればやるほどディスクシステム! しか覚えてないなあ。

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