2017-09-20

会社の嘘が苦しい

中小企業で働いている。

社長が、社員に、取引先に、会う人会う人に言う「業績が右肩上がり」「起業して1番の利益」「今年いちばんの売り上げ」

己はボジョレーヌーボーか!

それが嘘だと言うことは、社員ほとんどの人が悟っている。

そして、会社取引先に持ちかける言葉の数々。それも大半が嘘。

けれど、専門的な知識がない人には「すごいこと」に聞こえ、新しい取引先が決まったと聞くたびに憂鬱になる。

それでも色々なところで嘘はバレるもので、現在どんどん取引から手を切られている。業績右肩上がりなんてあるわけがない。

もちろん、ビジネスから多少の嘘や誇大広告には目を瞑るしかない。

しかし、自分会社がやっていることは、最早「詐欺」の領域だ。

詳しいことは言えないが、先日社長が出した「嘘をつく」指示を同期が実行し、どうやら本日嘘がバレたようで、お怒りのお電話をいただいた。

社員は嘘に疲弊している。

しかし、社長にとって「嘘はバレなければ本当だから、うまくやれなかった社員責任」という認識のようで、ひとしきり他部署愚痴をこぼした後、新しいパソコンを購入する計画を話していた。

自分は知っている。

今年の年末までに、嘘にうんざりしていた社長の右腕が独立し、多くの社員を引き抜いて会社設立することを。

引き抜かれた社員は優秀な人たちばかりで、正直、会社の売り上げの大部分はその人たちが作っている。会社は存続の危機だと思う。

から年末に向けて、どんどん人が辞めていく。

新しい会社の当面の目標は「取引先に嘘をつかないクリーン会社づくり」がモットーだそうだ。

すべてうまく行くとは限らないが、少しづつでも明るい方へと歩いていけたらな、と思う。

自分と同期は優秀という訳ではないが、右腕の方に恩を売っていたため、運良く声をかけてもらった。

同期よ、共に退職日まで頑張ろう。

明日の夜は、飲んで帰ります

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