午前7時半にアラームの音で起こされる。
8時間眠ったはずだが、疲れは取れない。
おそらくここ最近、鬱病で休職している同僚の仕事を負担しているせいだ。
シャワーを浴びて午前7時50分に家を出る。
8時の電車に乗って、職場の最寄駅からさらにバスに乗って、職場に着くと9時5分になっている。
最近は昼飯もロクに食べずに仕事をしているから、午後4時には仕事を終えている。
そのまま帰る。
帰りの電車の中でおかしな人を見て、やはり何かがおかしくなっているんだという考えに取り憑かれる。
しかしもうそのときには何を考える気力もなく、ただメッセージ性の強い音楽を聴いて、自分が物を食べているという現実を極力意識しないようにしながら、口の中に肉や野菜を押し込み続ける。
午後18時に帰宅して、今日こそはエロ絵ではなく小説の続きを書こうと思うも、最近はいつもすぐに眠くなってしまうから、それで俺は眠ってしまう。
眠る寸前にアラームをかけたので、俺は午後19時半に起こされる。
結婚して間もない頃、俺は妻に俺の小説を読んで出来る限り客観的な講評するようにお願いしていた。
それに対し、はじめのうちは妻も乗り気だったものの、段々と妻は俺と俺の小説に興味を失い、どちらに対しても冷ややかな目を向けるようになった。
そうして妻は俺の小説を読まなくなり、刹那的な不倫を繰り返して俺のもとを去った。
酒を飲んで寝る。