2017-09-03

フィクションでも頭悪い理論が出て来るとイライラする

たとえばグラップラー刃牙幼年編

主人公である格闘少年刃牙は、

格闘家として一皮剥けるために飛騨の山奥の伝説の巨大猿と闘いにいくの。


それで縄張りまで入り込んできっちり巨大猿と遭遇して、

負ければ食い殺されるという死闘になって、見事巨大猿からノックアウト勝利を奪うの。


思惑通りに一皮剥けたし達成感もあったんだけど、

その死闘の直後の晩に落ち込むわけ

「山奥で穏やかに暮らしてた巨大猿の平和を破って痛めつけただけじゃないか?俺は」って

巨大猿も負けを認めて逃げてったとはいえ牙を折られたり大怪我したからね


そしたら山小屋の主人が刃牙にいうの

「いいか、こういう話がある

 著名なハンター言葉だが、『人間ライフル銃を持って初めて猛獣と対等だ』と」

って


すっげえ話ズレてるじゃん!?

刃牙は「あの勝負アンフェアだったのではないか?」って悩んでるんじゃなくて

勝負を挑んだこと自体がすげえ迷惑だったんじゃないのか?」って悩んでるんじゃん

であるのにこの明らかに論点ズレた回答に刃牙が突っ込まずに

なんかいい話で〆ていただきましたみたいにその章が終わるの


しかもさあ、

勝負のフェアネスって意味で論じても

人間ライフル銃を持って初めて猛獣と対等だ』

っていう著名ハンター台詞インチキじゃん?

だってハンターバンバカ猛獣返り討ちにされて

猛獣VSハンターダイヤが5:5ぐらいなら『対等』だけどさ

ほぼ常にハンター一方的に撃ち殺して帰ってるわけじゃん

どこが対等なんだよ

俺は対等な勝負やってるんだぜーとかほざきたいならせめてナイフ猛獣を狩れよ


って、初めて読んだときからずーっと脳の片隅にあってイライラするわけです

ほんと頭悪い奴嫌い

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