「左門君はサモナー」の話。
確かに掲載位置はあまり高いとは言えなかったけども、それでもそこそこの人気は確保されてるもんだと思ってた。
コミックスは全巻そろえるくらいには好きな作品だったので、終了したのはやはり悲しい。
けれども、ここ最近の展開を見ていると、「バトル漫画路線にシフトしようとしてたんじゃないか?」と思うことが多々あった。
第一話・第二話の時点から既にいつでもシリアス・バトル漫画展開に持っていけるように見えたけども、マステマ編やベルゼビュート編のような(ギャグを挟みつつも)シリアス中心のバトル漫画化してるのを見てると、やはりそうなるんじゃないかと思っていた。
誤解を招かないように言っておくと、マステマ編やベルゼビュート編がつまらなかったわけではない。むしろ一山いくらの打ち切り作品よりはずっと面白かったと言っていい。
最初はギャグが中心だったのにシリアス長編が多くなったり、バトル路線に変わっていった結果、長続きした作品も、奮わず打ち切られた作品も、たくさん見た。
代表的な作品で言えば、(最近の作品ばかりだけど)「家庭教師ヒットマンREBORN!」「銀魂」「めだかボックス」とか。バトル漫画にはなってないが「SKET DANCE」もだ。
正直な話、リボーンはバトル漫画路線にならなければ打ち切られてただろうし、めだかも雲仙登場以降のバトル展開がなければ長続きしなかっただろうし、スケットも「スイッチオフ」やロックフェス編のようなシリアスが無かったらもっと早い段階で打ち切られてたと思う。(銀魂はそうでもなかったと思うが)
もちろん、上に挙げた例の作品でも、シリアス展開・バトル展開になってからのほうが好きという人はたくさんいるだろうし(めだかに関しては自分もそう)、どんな形であれ好きな作品が続いてくれたら嬉しいと思うのは当然のことだと思う。
ただ言えるのは、自分はギャグマンガとしての左門君が好きなので、バトルに路線変更してダラダラ長続きするくらいならいっそここでスパッと終わって、沼駿先生には次回作に取り組んでもらう方が自分としてはよっぽど嬉しい。
絵柄がバトルに合わなかったのが最大の問題