教員という仕事は大変やりがいのある仕事だけれども、唯一、運動部活動だけが本当に嫌いです。どのくらい嫌いかというと、運動部活動を指導し続けないといけないというのなら、残りの人生面白くもないし、自殺でもしようかというぐらいには嫌いです。
なんでそんなに嫌なのか。
まず、試合を見るのが、退屈で耐えれません。アリとかの昆虫観察をしていたほうがよっぽどマシだというぐらい、心に響きません。真っ白いコピー用紙を見ているほどにつまらないです。
第二に、試合の場にいくと、選手と監督の間に交錯する感情の渦が大嫌いです。試合に勝ったところで多くの選手は職業になどできないのだから、大抵の生徒にとっては、所詮お遊びにすぎません。そんなものに感情を剥きだして怒鳴りあうことの何が倫理的であるのか理解に苦しみます。
第三に、こうした劣悪な試合の場へのボランティアを実質的に強制している制度を生み出している高体連が許せません。試合のあった日は、感情の渦に巻き込まれ放心状態になり、夜はベッドで高体連への怒りがふつふつと沸き起こり寝られません。
ようするに、ここまで運動部活動に学校教育がのめりこむようになったのは、荒れていた時代、腕っぷしの強い先生を(警備職として)正当な理由で教員として雇い入れるための苦肉の策にすぎないのであって、もはや生徒は荒れてなど
いないのですから、存在している必要などなく、(決してその運動を支持するわけではないけど)日教組のいうように社会活動に移行すべきだと思います。
本当に、高体連 http://www.zen-koutairen.com/ は人権侵害はなはだしい団体だし、許せません。
解散してほしいです。
まーでも社会に出て一番必要な能力って体力だからなぁ