「昔はワルだった」「あの頃はバカやってた」
こんな文句で自分の過去の快楽主義、享楽主義、刹那主義を振り返る人、物語、たくさんありますよね、だいたい最後には説教混じりの美談で終わるんですが。
「人は顔じゃない、本当に心が通じる人をパートナーにしなさい」みたいな
それ言ってるあなた、若い頃の自分に言えるかな?そしてそれを本気で説得できると思えるかな?
本当に心を通わせられる人と付き合うこと、素晴らしいことだと思うよ、ホント。心の底からそう思う。
でもね、自分の性衝動にくる女の子と一緒にいることと、そうありたいと思うエネルギーって半端ないんだよ。自分を取り巻く環境、自然が美しく見えてくるんだ。
その一方で「昔はバカやってたけどやっぱり中身で人を選ぶべき」みたいな物語に深く感動してる自分もいて、もうめちゃくちゃだよ。
何も知らない状態で快楽主義を経て、今、理性的に美しい状態に落ち着いてるあなたたちが僕は堪らなく羨ましい。
だって知らないならしょうがないもの、本能が先にきたんだから。
でも僕は違う、あなた達が実際に生きて、編んできた美しいストーリーに深く感動しているから。それに感動していながらそれに反することは罪だから。美しい日常に戻ることができなくなってしまうから。僕の未来には「馬鹿をしてそれに反省し美しい心を持つ」ストーリーなんてない。それをやった所で悲しい自作自演になってしまう。