けものフレンズのアニメの円盤は「書籍」として販売される。これはわりと衝撃的なことではないか。これは円盤の販売において2つのメリットを生む。
後者のメリットは、日本が誇る世界に冠たる再販制度により生まれるものであり、値下げ競争からの解放を意味している。
これは本当に大きいことで、大抵は高い定価に対してショップがどれだけ割引・店舗限定特典を付与できるかで勝負していたアニメの円盤販売が根底から覆る。なんせ価格面での対決は何もできないのだから、ショップ間の差別化の主軸はディスプレイの巧拙になるだろう。そして販売者から見れば、値下げ競争の影響を受けず悠々と利益を得られるという牧歌的な世界にいられるだろう。
当然ながらいいことづくめではなく、特に販売者側は返品という強烈なリスクを負う。このため価格設定と在庫管理はとても難しくなり、けものフレンズ一巻のように「定価がそもそも安い」「厳しい在庫管理に突発的ヒットに対応できない」ということになるだろう。
また、どうみても円盤が主体な商品を「書籍」と言い張るこの手法がどこまで通じるかも見所だろう。食玩として売るプラモとは違い、こちらは定価強制販売の問題が絡むため、そう簡単に終わらない気がする。
円盤付き書籍なんて昔からいくらでもあるじゃん本屋行ってみなよ あれが駄目ならディアゴスティーニも付録だらけの幼児雑誌もNGだわ
どっちかつーと仮歌公開の方が衝撃なのでは? 全然詳しくないけど多分仮歌公開した例なんてほとんど無いよな? 下手な声優が歌うより、プロが提供した仮歌の方が上手いという事実が...