「国に届け」を批判している奴等は少女漫画も等しく批判しろってブコメがあるけど、むしろ逆じゃね?っていう感想
「国に届け」とは若者向けに選挙への興味を持って貰うために自民党が配布した漫画のようである。
この作品について、一部の方々から若者や女の子を馬鹿にしているのでは?という声が上がっているらしい。
「国に届け」自民党18歳選挙の漫画パンフに「女の子をバカにしているのか」の声も
http://www.huffingtonpost.jp/2016/05/20/jimin-18voice-kuninitodoke_n_10075554.html
実際のところ作品を見たわけではないので件の作品が若者や女の子を馬鹿にしているような表現かについてはよくわからない。
この手の声というのは「え?そんなことで?」とか「過剰反応なのでは?」と思わせる内容だったりするから是非は置いておこう。
元々の批判というのがよくある過剰反応的なものであるから、この手の批判に対する批判もよく見る光景である。
んで、今回気になったブコメというのが以下。
・ 少女漫画はそんなのばっかなんで、それを批判するなら少女漫画も批判せよ
・ これでバカにしてるだったら、萌え系のマンガは全部女の子バカにしてると思うだけど、そっちはいいんだ
・バカな女の子を出したら女性蔑視なら世の創作物には聡明な女の子キャラしか出せなくなるじゃんアホくさ。被害妄想も大概にしろや。
・とりあえず少女漫画から100作品ぐらい無作為抽出して恋愛要素が本筋に絡んでくる作品の割合を算出してから反論してください
という、これを許さないんだったら他のはどうなの?という、お馴染みの定型ブコメである。
しかし、これ反対なのではなかろうか?というのが今日の感想である。
批判の内容はともかくとして、今回批判が上がったのは政党が発行したものだからであろう。
今回批判の声を上げた方々が一般の漫画に対して批判を行っているかどうかというのはわからない。
もし仮に「国に届け」に対してだけ批判をしているのであれば、党が発行する公共性の高いものと個人が楽しむ作品は別物と区別できている証左である。