2016-02-16

免停講習を不合格になったおっさんがいた

先日、都市高速オービスを光らせてしまって30日免停となったため、運転免許試験場免停講習を受けに行った。座学と運転シミュレーターやって、最後に簡単なペーパーテスト合格すれば30日の免停期間がその日1日だけになるってやつね。

このペーパーテストというのは基本的に座学で講師が話した内容ばかりだし、問に書いてある内容が正しいか誤りかを選択する二択問題問題数は40問ちょいで、確か36問正解すれば合格。正直言って内容は免許持ってる人間からすれば常識レベルで、座学の内容聞いてなくても問題なく合格できるだろうってくらい。

講師の人も「最後ペーパーテストは本当に簡単なものですから。あと、テストに出るようなところは『ここが大事な部分』とか言いますから、そこを押さえてもらえば大丈夫です」などと言っており、実際その言葉通りの内容だった。講習を受けた人が全員問題なく合格できる、そんなテストだった。

ところが。

一人だけ、不合格を言い渡されていた人がいた。ほとんどの人が全問正解と言われている(テストを解き終えたあと解答用紙を裏返しておくと、試験官が席まで来てその場で採点&結果を口頭で教えてくれる)中で、だ。

さすがにこれには驚いた。まさか不合格者が出るとは思わなかったから。それが年寄りとかならまだ分からなくもないが(免許返納しろとは思うが)、見た目35〜40歳くらいの、頭頂部が禿げかかったメガネデブおっさんだった。採点した試験官も気まずそうな顔をして、「……また受講し直すこともできるから」と微妙フォローを入れていた。そして不合格を言い渡されたおっさんは無表情のまま退席していった。

しかし、そのおっさん免停になったということは当然ながら過去免許を取得しているはずであり、その際にはペーパーテストにも合格しているはずである。この免停講習のテスト仮免許試験よりも余程簡単だと思うのだが、一体どうして不合格になってしまったのか、気になって仕方ない。わざと不合格になるメリットなんて何もないはずだし。

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