先日、都市高速でオービスを光らせてしまって30日免停となったため、運転免許試験場に免停講習を受けに行った。座学と運転シミュレーターやって、最後に簡単なペーパーテストに合格すれば30日の免停期間がその日1日だけになるってやつね。
このペーパーテストというのは基本的に座学で講師が話した内容ばかりだし、問に書いてある内容が正しいか誤りかを選択する二択問題。問題数は40問ちょいで、確か36問正解すれば合格。正直言って内容は免許持ってる人間からすれば常識レベルで、座学の内容聞いてなくても問題なく合格できるだろうってくらい。
講師の人も「最後のペーパーテストは本当に簡単なものですから。あと、テストに出るようなところは『ここが大事な部分』とか言いますから、そこを押さえてもらえば大丈夫です」などと言っており、実際その言葉通りの内容だった。講習を受けた人が全員問題なく合格できる、そんなテストだった。
ところが。
一人だけ、不合格を言い渡されていた人がいた。ほとんどの人が全問正解と言われている(テストを解き終えたあと解答用紙を裏返しておくと、試験官が席まで来てその場で採点&結果を口頭で教えてくれる)中で、だ。
さすがにこれには驚いた。まさか不合格者が出るとは思わなかったから。それが年寄りとかならまだ分からなくもないが(免許返納しろとは思うが)、見た目35〜40歳くらいの、頭頂部が禿げかかったメガネデブのおっさんだった。採点した試験官も気まずそうな顔をして、「……また受講し直すこともできるから」と微妙なフォローを入れていた。そして不合格を言い渡されたおっさんは無表情のまま退席していった。
しかし、そのおっさんも免停になったということは当然ながら過去に免許を取得しているはずであり、その際にはペーパーテストにも合格しているはずである。この免停講習のテストは仮免許試験よりも余程簡単だと思うのだが、一体どうして不合格になってしまったのか、気になって仕方ない。わざと不合格になるメリットなんて何もないはずだし。
お主、運転免許試験場の近くにある魔法の場所を知らないな、さては。
2ヶ月経てば細胞全部入れ替わるからな 何か悪いことが起こって程度が低い環境に堕ちてしまうと だんだんとそこに染まってしまう