各々好みがあるわけで雑談の中で漫画が話題になった程度の状況で
自分の趣味をぶっこんで相手のテンションが上がると思うほうがおかしい。
サーティーワンアイスで「俺はこの味が好きだ!どう興味湧いてきたでしょ?」といっているようなもので
そんなんじゃ何を持ってそれを良しとしているかなんて聞き手には全くわからないのだ。
おそらくこういうアプローチをとる奴は「何それ?どこがそんなにいいの?」と理由を聞かれることを期待している。
「テラフォーマーズがおすすめ」といえば「どういう漫画なの?どこが面白かった?」という返しがくるものだと思い込んでいるし
下手をすれば聞き手がそういう返しをすることをマナーだと思っているのかもしれない。
しかし聞いている方からすればよほど親しかったり魅力を感じる人でない限り
自分の生活にさして関わりがないだろうし知って愉快な気分になる気もしないからだ。
聞いているだけなら別段不快でもないが、くだらない物に対してわざわざ興味がある素振りをする義理はない。
どうもコミュ障の気のある人は自分の好みをひけらかすことはあまり良くないとかんがえる傾向にあるように見える。
実際嫌がられるのは、素直に「自分はこういうものが好きだ」とか「こんな話がしたい」とストレートにいえばいいものを
自分に注目が行くように仕向けるためや否定されることを避けるために
自分の気持ちを吐き出すことが目的になってしまい聞き手への配慮がおざなりになってしまうことだ。
この二つを履き違えてマニアックな話をすれば煙たがられるという思い込みを生み出しているのではなかろうか。
ただただ最近読んだテラフォーマーズの面白さを共有したかっただけなのだろうと思う。