今回僕が見たのは表題の通り、『ローゼンメイデン2013』です。
このアニメの主人公、桜田ジュン君は僕にとってちょっと思い入れのあるキャラなんです。ローゼンメイデンの第一期を放送していたとき、僕も中学2年生で、ジュン君とタメだったんですね。だから、当時アニメを見ているときには凄く感情移入して見ていました。中学2年生だった私は、布団に入り、TVの見れる携帯でこっそりとアニメを見ていたのでした。深夜までアニメを見ていると、次の日には学校で昼寝してたな。幸いにして、僕は引きこもりにはならなかったけど、このアニメを見ていると自分のすぐ隣には引きこもりの恐怖と絶望が待っているんじゃないかとビクビクしながら日々をすごしていたっけな。アニメは開幕から懐かしい。何もかもが懐かしく、心は中学生にタイムスリップ。やはり沢城みゆきボイスで叱られるのは、最高に良い。そういえば、あの頃はツンデレが流行っていたな。
大学生になったジュン君のぼっちぶりは、まるで大学時代の自分を見ているよう。過去のジュン君と大学生のジュン君が出会うストーリーはなんとなく好きなので、楽しく見れました。
アニメ全体は暗くて陰鬱、バトルが始まれば誰も無傷では居られないという物語を突きつけられ、息苦しい気分になります。それでも、次が気になってしまうというのが監督の妙技なのではないでしょうか。
ちょっと悲しいのは、やっぱり前作から10年近く経つとキャラデザも古くなってくるのかなってことです。一昔前には<ゴスロリ>衣装ってかなり多かったし、かわいいイメージが強かった気がするのですが、真紅の衣装を今見てみると多少ケバいというか何というか、ゴスロリは時代に取り残されてしまったんですね。