五年生と六年生が休刊になったのは覚えているが、その下もなくなっていたとは。
もちろん少子化の影響が大きいのだろう。
だが、考えてみれば、男女向けのコンテンツを同時に載せるモデルに、そもそも無理があった気がする。
自分の記憶を振り返っても、学年が上がるごとに、女子向け作品の空気についていけなくなった。
おそらく、女子の方も同じことを考えていたに違いない。
だったらお互い、棲み分けた方がいい。別々に専門誌を買った方がいいに決まっている。
話は変わるが、インターネットは基本的には今なお男社会である。
だからネトゲをやってもニコ生に行っても、チヤホヤされるのは少数派の女性と決まっている。
しかし、小町やガルちゃんなんかにはまとまった数の女性ユーザーが存在していよう。
そして、男がこれらを閲覧するにあたって、本屋で少女漫画を買うほどの心理的抵抗は必要ないのである。
男女それぞれがターゲットの雑誌で好き勝手書く分には、異性に見られるリスクもある程度抑えられたのに、
今では調子こいたライター崩れが適当な男女論を書き散らし、さらに混沌とした様相を呈している。
だがそれも仕方ない。
仮にインターネットがやらずとも、他の技術がいずれ達成していたことだろう。
それでもやはり、この箱を開けるべきではなかった気もする。