ミニスカートが好きなオトコは多い。 ある統計によると、オトコの8割はミニスカートが好きらしい。 理由はだいたい共通している。セクシーだからだ。 少し見えそうな感じにロマンがあるんだとか。
だが僕は、ロングスカートが好きである。 ネットでロングスカートが好きな理由が僕に似ているか少し調べたことがあるが、 他のオトコに足を見せず、自分だけが見れるという独占欲がほとんどだった。 そうではない、僕なりの理由をなんとなく書いてみる。
一言でいうと、「不明瞭であるがゆえの鮮明さ」である。 ロングスカートの場合、女性の足の形は分からない。 ズボンと違い、足の細ささえ分からないのだ。 ロングスカートをはいた女性の腰から上をみて、こちら側は完璧な足を想像できるのだ。 現代文の定番教材となっている清岡卓行の『手の変幻』で、ミロのヴィーナスについて解説している。 詳しい内容には言及しないが、端的に述べると、ミロのヴィーナスは両腕がないがゆえに魅惑的であるということである。 僕がロングスカートを好む理由はそれに近い。 セクシーがお好みならば、最終的に一糸纏わぬ姿となるのではないか。
僕の好みというのははっきり言って気持ち悪いし、 ミニスカートが好きなオトコが述べる理由以上の理由を述べることができていない。
とはいえ、スカートに限らず、ファッションというのは千差万別である。 ミニスカートが似合う女性はミニスカートをはけばよい。 ただ、ミニスカートは露出度が高いゆえに高いレベルが求められる。 すべての女性がミニスカートをはく必要はないはずだ。 僕は、なんとなくロングスカートは誰がはいても無難な感じがするとは思う。
そういえば、最近はミニスカート乃至ショートパンツをはく女性が多くみられる。 ちょっと前までてっきり異性にもてたいからはいてるもんだと思っていたが、実情はそうではないらしい。 同性の目を気にしているのだ。 同性の友達などから、かわいいと思われたいらしい。 ならば尚更である。 誠におこがましいが、無難にロングスカートをはくことを勧める。 水着を着るためとかミニスカートをはくためとかにダイエットにいそしむのは正直無駄な努力に思える。 ひょっとすると、ダイエットも同性にほめられたいのかもしれない。 いや、やっぱり異性の目を意識しているのかもしれない。 おそらく、女性の方々は足を見せてこちら側を誘惑させつつ、ふしだらな女だとは思われたくないのだと思う。 そうだとすると、女性って難しい。 男性以上に成長が早いのは納得だ。幼いころからそんなことを考えて成長していくのだ、きっと。