人権問題やら表現の自由、憲法解釈のうんちゃらとか改正とか法案とか、そういうのぶっちゃけ分からんのだ。
分からんというか、興味がないのかもしれない。ちゃんと考えて理解するというプロセスを放棄して、世の中の流れを無視して趣味にのめり込み続けたいだけなのかもしれない。
一時期そういうものをネットで調べていたことがあった。いや一時期って言っていいのかな、ほんの数日、一週間にも満たないくらいだったかも。
当時かっこつけてニュースとか見るようになりだして、そういう政治的なあれこれにも興味を示しだしていたのだ。
しかしその頃僕は中学生で、つまり今よりもっと馬鹿だった。や、いくら馬鹿だとは言っても、流石に書いてあることは理解できたが。
でも、その理解したことと対極のことを言っている人がいて、更にそれに反論する人がいて――と、今現在の地獄インターネットと変わらない有り様で、結局それらについてのまともな判断ができなかった。
分からないなら分からないなりにと、どっちが正しいかを調べて、それについてもまた意見があっちゃこっちゃに飛び散って、どれが正しいのかさっぱりわからなくなる、それを繰り返すこと数十回。ついに中学生の僕は諦め、「ああいうものは僕とは別の、どこかの関係のない場所にあるものだ」と興味を失った。
ある程度の分別がつくようになった今になってまで、自分と関係のないものだとは思ってないが、それでもなんというか「相容れない異質なもの」という考えがこびりついている。
理解する必要があるのだろう、何らかの意見を表明すべきときがあるのだろう。でも、正直な話今更めんどくさい。
聞けばノンポリなんて(僕にとっては)素晴らしい価値観があるらしい。採用だ。今日から僕はノンポリだ。
社会不適合者としての道を着々と登っている気がするが、気にしないことにしておこう。
ノンポリならこんなところにそんな文章は書かない。