■余ったごはん論争。

先日、余った古いごはんを誰が食べるかで、母と論争になった。

逆に言えば白いご飯を誰が食べるか論争でもある。

家族構成。

祖父母、父母、私と兄弟。である。

その日は昼時に炊いたご飯が茶碗一杯分余り、追加で晩御飯分二合炊いた。

で、ここからが論争になった。

私は、追加で炊いたばかりのご飯を祖父母にもりわけ、

昼に余ったご飯を、父母我々兄弟で分けて、

それに追加して、新しく炊いたご飯をもりわけた。

意味が通じてないかもしれないので補足すると、

つまり、父母我々には古いご飯と炊いたばかりのご飯をミックスしたものをもりわけ、

祖父母には炊いたばかりのご飯100パーセントをもりわけた。きれいなご飯100パーセント。

それに母親は、異論を唱えた。

みんな平等に古いご飯新しいご飯のミックスご飯を食べるべきだ、家族なんだから、と。

私としては、

一応、祖父母は目上の人なんだから美味しいご飯を食べさせなきゃならない、

という意図があった。

私は中学校の部活動でソフトボール部に属していたのだが、

夜練があるときの差し入れにパンを提供されることがあった。親たちから。

パンの種類はいくつかでチーズパン、アップルパイ、あんパンって感じだった。

(推測だが、大所帯なので、同じ種類のパンを仕入れることは恐らく不可能だったのだろう)

で、パンを選ぶ順番なのだが、

先輩、

スクールカースト上位、

スクールカースト上位に気に入られてる後輩、

スクールカースト下位、

後輩、

の順序になる。

チーズ蒸しパンとかアップルパイは先輩とか上位の人、

人気のないあんパンは下位の人、

でいつも固定されていた。

序列がしっかりしてたんだ。

ちなみに私はあんパン組だった。

この部活の序列の固定とパンの固定についてはおいといて

(私個人としてはフェアじゃなかったと思うけど)、

その論理を家族にも適用すべきだと考えたから、

私は祖父母に100パーセント炊きたてご飯をもりわけた。

なんか矛盾してるけど、

部活ではフェアじゃないと思っていたことも、

家族内ではフェアというか、必要な序列に感じた。

ところがどっこい、母にとってはフェアじゃなかったらしい。

家族だから祖父母も含めてみんなで分けるべきだ、という意見。

ちなみに母は、大学時代、登山部。

母の意見は妥当だと思う。

フェアネスはとっても重要だからだ。

とはいえ、祖父母は目上の人でもある。(父母も目上だけど。)

序列も大事。

序列とフェアネス、この葛藤はどっちが優先されるべきか。

多分、どういう家族にしたいか、どういう集団にしたいか、

という、人によって異なるビジョンによって変わってくると思う。

私は部活ではフェアネスを優先させるべきで反感をもっていたが、

家族では序列が必要かな、と思っている。

普通の人は私とは逆か、

もしくは両方ともフェアネスを重んじるか、

両方とも序列を重んじるか、

ほんと個々人が集団をどうとらえてるかによって変わってくると思う。

皆さんはどうしてます？

(そもそもご飯を余らせないですかね。)

Permalink | 記事への反応(1) | 11:36

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