2015-03-20

気楽に「大人たち」っていうなよ

http://d.hatena.ne.jp/aerodynamik/20150228/p1

少なくない「ある種の仕事をする大人」はこうして非難されるわけだ。

エンタメがこけると毎回集中砲火を浴びる人たちだよ。金を集めて、チームを招集し、住処を与え、トラブルを切り抜けて、駆けずり回る仕事をする「偉いってことになってる大人」のことだよ。

プロジェクトがこけたり空中分解すると、彼らはフルボッコにされるわけなんだけど、まあそれも仕事のうちだから殴られる方はまだいいんだが、はたから見てどうなのよ? とはおもうよ。

ファンは気楽に「大人たち」っていうけど君ら大人じゃないんすか?

圧倒的多数の「子供」は自分のチームを守ろうとする意志もその権力獲得もしないで「大人」になるよね。それが楽だって知ってるからさ。そういう安全地帯から「失敗した大人」「失敗したプロジェクト」に石を投げるアミューズメント楽しいのかな。アイドルでも映画でもアニメでもイベントでもなんでもそう。

ただの消費者なんだから「大人たち」とか意味わからん言葉使ってまで非難しなくていいんだよ。こけた作品見たら、興味をなくした表情で歩き去ればいいんだよ。エンタメはさ、アミューズ提供する仕事なんだよ。そこで売れるか売れないかのバトルやって、うまく行きゃ売れるし、大半は売れない。次こそは、って思って再起に備える。そんだけなんだよ。でも「誰かの正義感の発露」を引き受けるのは仕事じゃないし、やりたいことじゃないんだよ。「正しい運営しろ」「正しい作品作りをしろ」そんなこといわれても、困惑するし、あきれるだけだ。

ミスして、リカバリ出来なくて、空中分解した。そういうプロジェクト存在した。愛想をつかされて売れませんでした。それでいいんだよ。

でも「邪悪な誰かが俺たちの宝物を奪った」みたいな正義顔のモンスターと追加バトルを行うのは、やりたいことじゃないんだよ。「俺は正義のファンです」みたいなのは何の意味もないし益もないよ。

そんなことはないと叫ぶなら、芸能プロダクション社長になって、自分会社やチームを守り、利益を上げ、幸せを振りまけばいい。それをする気だけは、ないんでしょ?

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