意識高いみなさんは、消防士のことをfiremanじゃなくてfirepersonっていうよね。
manは男性を指すし、消防士は男性とは限らないからもっと一般的なfirepersonだよね。女性とわかってればfirewomanでもよいかもしれないが(ここは議論のあるところ)。
同じような語はchairpersonとかありますよね。
manは男性を指すとは限らなくて人間を指すっていう主張があるのは知ってる。
しかし、それは男性のみが本来の人間であるっていう差別意識が言語構造に反映されてるから、かえたほうがいいっていう反論がかえってくるよね。
ノーマルという語が規範と逸脱を示す権力作用を有するように、manで男性と人間の両方を意味することも、同じように権力作用を有するのである。
もちろん意識高いみなさんは、男性と特定しないときにはマンパワーなどの語を使わないし、はいはいストローマン論法などとも言わない。マンツーマンなどという語も使わない。
パーソンパワーであり、ストローパーソンであり、パーソンツーパーソンであるからな。
サラリーマンの平均年収などと言うときはもちろん女性は入っていないんですよね。
女子(もしくは女子を含む団体の代表)が、「スポーツマンシップにのっとりーー」なんて宣誓してるといつも微妙なきもちになります。
スポーツパーソンっていえよ!
自分では普通に使っていても差別に気づかないことってあるよねーー。言われてみればなるほどと思う。
わたしもきをつけよう。