何をしても寝ない子が散歩すれば少しは寝てくれるかと期待を込めて。
外に出たところ、赤ん坊が泣いた。
その直前に地震があり、それで起きていた隣の旦那が窓から怒鳴った。
「そんな時間に何している!」
怒鳴るとすぐに窓を閉めた。
昼過ぎ、子供が寝たタイミングで、悪いと思ったから謝りに行った。
何度か押して、やっと出てきて、お詫びの品を渡してそれで終わったはずだった。
それから、ちょっとのことでうちのインターホンがなるようになった。
うちの数十メートル先で立ち止まり鞄からカギをだしてから帰宅すると、何であんな所で立ち止まったと言ってきた。
出かけようと子供の準備で隣に気付かずにでかけた。
そうすると、インターホンを鳴らし、どうして無視した、との来た。
雨の日だからと車で出かけると、次の日には車の開閉音がうるさいと来た。
もっといろいろあったと思う。
その度に謝った。私も旦那も謝った。
こっちに非があると思ったから。
終いには、私一人、暗い中でタバコの煙を吹きかけられながら、一時間ほど説教を受けた。
そうして、こちらがどうしようもない人間ということで、隣の旦那とうちの旦那で、お互いいないこととして、無視しようという話になった。
帰る時間がかぶったりすると、車のクラクションを鳴らされたり、パッシングされるようになった。
それが数年続いてる。
恐ろしいかった。何でそんなの知ってるのだろう。
だって、自分達夫婦の幸せの為なら、まわりにどう思われようが関係ないそうだ。
うちを含めた数件の家を映す、隣の数台の防犯カメラを見るといろいろ考える。