2014-08-01

地方都市郊外における教育意識

私は、とある地方都市郊外で生まれ育った。

周りは山あり川あり田んぼあり海ありの、自然環境に恵まれたエリアであった。

高校にあがり、私は音楽を志すようになり、その都市中心部にあった音楽教室へと通った。

そこの先生がことあることに「親御さんたちの教育への関心度が低い。高校3年からようやく進路を考え始めて、子供を通わせるとか。。」と、よく嘆いていた。

私もそのうちの一人であった。

結局、一年浪人して、志望大学合格した。

現在、私は海外のちょい大き目な都市生活しており、子供が生まれた。

私の妻しかり、周囲も子供教育には非常に熱心だ。 近所の人と会うと必ずといっていいほど、子供習い事子供教育についての話で盛り上がる。

ピアノ語学右脳開発、水泳絵画教室舞踊、などなど、一人の子供が3つ以上の塾を掛け持ちしているのも珍しくない。まだ小学校なのだけど。

この夏、子供連れて、田舎帰省したのだが、

私の親も含めて、周囲はやはり、私が学生だった20年ほど前と同様、子供教育についてはほとんど関心を示すことはない。

健康であればいいじゃないの」

「何もしなくたって、子供は育つし勉強もするようになる。勉強できないのはできないで道はある」

と、私の知り合いの旦那さんが言っていた。

確かに人それぞれ、価値観は違うし、生活環境が違えば、考え方、生き方も違ってくるはず。

でもやっぱりもったいない気がする。選択肢は多くあったに越したことはないのだし。

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