電車の中で慎ましく電話していたのですが、小太りで色白で小さなおじさんが急に
「おい、貴様、注意が読めないのか」
と凄んできました。電車の中で電話すんなアホ、ってことを言いたいようです。
ぼく「ん?何?」
おっさん「電車の中で通話するなって書いてあるのも読めないのか」
ぼく「あー読めないです(笑)」
ぼく「いや、あんたの常識知らんがな、てかなんで電話したあかんねん(笑)」
おっさん「お前、なにヘラヘラしてんだ。社会ナメてるだろ。次の駅で降りろ。教えてやるから」
ぼく「なめてないすよwてかなんで降りなあかんねんw」
おっさん「降りろよ。低能やなお前」
東大生のぼくに向かって低能呼ばわりしてきました。
ぼく「そんな大きな声でしゃべってないでしょ、それだったらそこの大きな声でしゃべってるお姉さん達注意したらどう(笑)」
おっさん「いいから降りろ低能、社会のマナーってもんを教えてやる。」
この後、面倒くさくなって無視決めていたらおっさんは去り際に舌打ちしながら降りていきました。
たしかによく見ると電車の窓には通話はご遠慮下さいと書いてありました。
ぼくにしてみるとso what?なわけですが、おっさんにしてみるとマナーはマナーなので、それに違反しているぼくはとっても低能で許しがたい存在なのでしょう。
ぼくは別にうるさくしていたわけでもなく、いたって慎ましく会話をしていたのです。
彼がぼくにキレている理由はうるさいからではなく「電話しちゃいけない電車の中で電話してやがるから」なのです。
なんで電車内通話はいけないんでしょうかね。ネット上を見渡してみると以下の様な意見が挙げられていました。
いずれも微妙な理由ですね。
うるさいというのは確かにそうで、みんながみんなしゃべってるんだったらそりゃーうるさくなるわけです。放送も聞こえなくなるから静かにしやがれってことですかね。しかしそれだと電車内での会話もダメなようにするべきですね。満員電車でうるさいのは同僚としゃべってるサラリーマンや、大声で談笑しているJKなのですから。
会話の半分しか聴こえないのがキモいというのもとても合理的な理由とは言えませんね。
鉄道会社がダメって言ってるからというのはもはやトートロジーです。
夜中の新幹線で自分が寝てるのに隣の乗客が終始大声で電話してたら「電話すんなボケ」って思うかもしれませんが、別に人に迷惑をかけていないのであれば電話くらいさせてくれよって思うわけです。
マナーに合理性を求めてもしょうがないというのは一理あるのですが、電車内で電話ができないことはぼくにとってはinconvenientなのでこの非合理性が認められないのです。
「電車内通話すんなっていう空気なんだからそれに従っとけよ、そっちのが無難だし賢い生き方だ」というのは分かるのですが、そんなことばっか言ってるからぼくたちは色んな理不尽から抜けられないんじゃないですか。
ちょっと胸に手を当てて考えて見て下さい。電車だけでたくさんの理不尽がありますね。女性専用車両、満員電車、。。。
「理不尽さには一応目をつぶる。その理不尽にたてついて信頼なりを失うリスクを犯すなんて馬鹿だ。」
無難に生きるのならばこれが賢いのかもしれないですね。
でもみんながみんなそんな賢い生き方ばっかして、馬鹿らしいことを馬鹿らしいと言えないなんて、それこそ馬鹿らしいと思うのです。
たしかに、なんで電車内で通話したらだめなのか、明確な理由を鉄道会社が説明できてないよね。 そしてそもそも優先席ではペースメーカーがなんたらで電源切れとか言うし。 ペースメ...