2014-07-15

右翼左翼の両方と敵対する「ファクト勢」

政治でもなんでもネットでは白か黒かという極端な意見が多く、

敵対する勢力の良いところは1つも取り上げずにひたすらケチつけまくる人だらけ

1つの立場自分を当てはめることで、本当は複雑で難しい利害関係を考える手間を省いているってことなんだろう

 

そうやって自分立場から意見を述べる勢力を右翼左翼と呼ぶとして、最近はもう1つ勢力が存在する

それが「ファクト勢」である

この勢力の人間が物事を判断する基準は、政治的立ち位置ではなく、事実か否かである

すなわち、右翼左翼人間が相手を批判する際に持ち出してきた出来事ニュース事実に基いているか?ということにしか興味がない

自分意見を持っていたとしても、極端に偏っていることは稀である

極端な意見を持つ人間が複雑な現実単純化することで物事を考えなくなるのに対し、

彼らは複雑な現実を複雑なものとして見てはいものの、それ以上のことを考えるのは面倒で、結局物事を考えないタイプである

 

彼らにとって事実こそ正義である

デマや嘘に対しては徹頭徹尾批判を与える

事実こそ正義であるからデマや嘘を広めた人間に対しては際限なく批判して良いと考えている

よって右翼左翼人間にとって、彼らは敵であり味方でもある

敵に回すと厄介だが、味方にしても価値はない

批判だけをしたがる、要は2ちゃんねらーのようなものである

 

こういった勢力が表に出てきたのは東日本大震災の頃からのように思える

震災原発についてのデマや噂が飛び交う中、それを訂正するためのアカウントすらも幾つか生まれる中で、、

情報リテラシーが高く、広める前に裏を取ることのできる人間の一部が「ファクト勢」になっていくのを目の当たりにした

彼らにとっては右翼左翼の両方が攻撃の対象であり、下手に考えが偏っていない分だけ攻撃性が高いとも言える

 

もし「ファクト勢」の方がこれを読んだなら、1つ思い返してみてほしいことがある

それは自分の頭で考えているか否か?だ

確かに事実に基づいて意見を述べることは非常に大事である

正しいことである

しかし確実に正しいと言える範囲で考えることをやめてしまってはいないだろうか

複雑な物事を読み解き考えた結果、間違えた意見を出してしまうことを恐れてはいないだろうか

それを恐れないことだ

本当に価値があるのは考え抜いた意見である

批判のための批判自分意見を終わらせないように心掛けよう

  • どれだけよくシェークしてもカクテルの材料に俺のウンコが混ざってたら台無しだよね ファクト勢がやってるのは各々が「自分の頭で考える」ときのための足回りの整備 もちろん整備し...

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