敵対する勢力の良いところは1つも取り上げずにひたすらケチをつけまくる人だらけ
1つの立場に自分を当てはめることで、本当は複雑で難しい利害関係を考える手間を省いているってことなんだろう
そうやって自分の立場から意見を述べる勢力を右翼と左翼と呼ぶとして、最近はもう1つ勢力が存在する
それが「ファクト勢」である
この勢力の人間が物事を判断する基準は、政治的立ち位置ではなく、事実か否かである
すなわち、右翼、左翼の人間が相手を批判する際に持ち出してきた出来事、ニュースが事実に基いているか?ということにしか興味がない
自分の意見を持っていたとしても、極端に偏っていることは稀である
極端な意見を持つ人間が複雑な現実を単純化することで物事を考えなくなるのに対し、
彼らは複雑な現実を複雑なものとして見てはいるものの、それ以上のことを考えるのは面倒で、結局物事を考えないタイプである
事実こそ正義であるから、デマや嘘を広めた人間に対しては際限なく批判して良いと考えている
敵に回すと厄介だが、味方にしても価値はない
こういった勢力が表に出てきたのは東日本大震災の頃からのように思える
震災や原発についてのデマや噂が飛び交う中、それを訂正するためのアカウントすらも幾つか生まれる中で、、
情報リテラシーが高く、広める前に裏を取ることのできる人間の一部が「ファクト勢」になっていくのを目の当たりにした
彼らにとっては右翼、左翼の両方が攻撃の対象であり、下手に考えが偏っていない分だけ攻撃性が高いとも言える
もし「ファクト勢」の方がこれを読んだなら、1つ思い返してみてほしいことがある
正しいことである
しかし確実に正しいと言える範囲で考えることをやめてしまってはいないだろうか
複雑な物事を読み解き考えた結果、間違えた意見を出してしまうことを恐れてはいないだろうか
それを恐れないことだ
どれだけよくシェークしてもカクテルの材料に俺のウンコが混ざってたら台無しだよね ファクト勢がやってるのは各々が「自分の頭で考える」ときのための足回りの整備 もちろん整備し...