2014-07-02

集団的自衛権容認への反応に見る「考えないこと」への恐怖

まずはこれを見てほしい。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www3.nhk.or.jp/news/html/20140701/k10015658171000.html

集団的自衛権行使容認 閣議決定 NHKニュース」へのコメントである

ここには批判的なコメントが数多く並ぶ。

そのどれもが正論だ。

そう、正論しかない。

当たり前の現実に目を向けた、どうすれば戦争しなくてすむかを *一切真剣に考えていない*

どうすれば戦争しなくてすむのか?

結局のところ、我々は真剣に考えてこなかった。

憲法9条を守ろう」これなんかが象徴的だ。

何度か9条の会に参加させて頂いた身でもあるが、あえて言わせてもらいたい。

本気か? 本気で「9条」を守ることで我々は戦争を避けられるのか?

「避けられる」と答えた人に問いたい。それは真剣に考えた結果なのか?

私は信じない。

と、いうか、こういう、私みたいな懐疑している人たちの意見に一切妥協しようとしない姿勢

それこそ危ないんじゃないかな??

妥協産物

戦争を避けるためには、戦争にたいして真摯に向き合う必要があると思う。

戦争に対して真剣に向き合うためには、まず、人と人とはなぜ争うのかを考えたほうがいいだろう。

上のブコメを見てみよう。

罵詈雑言、諦め(政治家への見下しが読み取れる)、恐怖感。

幾つかは、 *一切歩み寄りの姿勢を見せないコメントだ* 。妥協点とか見いだせる気がしない。

気持ちはわかる。

でも、そこで考えるのをやめていいのか? 良くはない。

少なくとも、右も左も、 *不幸を願っているわけではないのだから* 。

結局、中国だって北朝鮮だって同じだ。

不幸を願っているわけではない。

そこだ。不幸を願っているわけではないのであれば、我々は妥協できるはずだ。妥協点を探すのが大事なのだ

恐怖の原理主義

2-3段すっ飛ばして結論だけ言えば、著者はサヨクが大嫌いだ。

ウヨク現実が彼らの理想にはなっていない。

自衛隊は結局軍隊ではないし、先制攻撃もできない。

ウヨク現実と、理想へ近づけるために世論妥協を探し続けてきた。

ところがどっこい。サヨクの、とくに原理主義に近い皆様はまったくもって妥協しようとしない。

これでは争いを止められない。

国内ウヨクサヨクが仲良くできずに、他国とどうやって友好的になれというのか。

ウヨクとだからこそできること。

そもそも我々は戦争がしたいのか? いや、違う。避けられるなら戦争は避けたい。死にたくない。

この国が気に食わない? いや、違う。平和な国に誇りを抱いていた。

なめられたくない? いや、違う。平和を守りたいのだ。征服、されたくないだけだったはずなのだ

そう、中国が、怖い。

そして、この感覚サヨクと多分共有できていない。できない。なぜならあいつら妥協しない。

しかし、我々こそが「考えない」という罠に陥ってはいけない。

集団的自衛権行使可能にしたかった。しかし、行使たかったわけではないのだ。

我々、ウヨクこそが、どうすれば集団的自衛権行使制限できるかまじめに考える必要がある。

どうせサヨク集団的自衛権放棄せよとしか言わないし、言えないのだから

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