みなさんご存知の通り、今年のゴールデンウィークの暦はこうなっています。
4月30日(水)
5月 1日(木)
5月 2日(金)
「あれ、今日ってみどりの日じゃないの?」とつぶやいていた馬鹿がいましたが、4月29日は2007年より「昭和の日」になりました。そして、「みどりの日」は5月4日に移動になりました。といっても、「昭和の日」だからといって、特に昭和めいたことをするわけでもなく、ごく普通の休みと同じようにして過ごしました。日本国民の大半はそうなのではないかと思います。
ところで、今年の5月6日って休みなんですね。どうやら、5月4日の振替えで休みになっているらしいです。そこで、私も含めて、日本の祝日制度が平成初期で止まっている人は違和感を感じるわけです。
そこで、曜日周りが同じ年のカレンダーを調べてみました。2003年がそうでした。
4月30日(水)
5月 1日(木)
5月 2日(金)
5月 6日(火) (平日)
参考(http://www.benri.com/calendar2/2003.html)
5月4日は2006年までは、「国民の休日」として休みになっていました。「国民の休日」とは本来、3日と5日のように、1つの平日を挟んで2つ祝日があるときは、その2つの連休の間の日も休みにしましょうという日でした。これは、飛び石連休をなくして、まとまった休暇を取りやすくしようというのが目的だと思われます。よって、4日が日曜日となっている場合は、「国民の休日」にするまでもなく3連休になっているので、これ以上休みを増やす必要はなかったのです。
ところが、2007年より、4月29日が「昭和の日」に、5月4日が「みどりの日」に、改定されました。これに関しては、「なーんだ、休日の名前が変わっただけじゃん」と思ってました。でも、実は5月4日が「国民の休日」という便宜的な休日から「みどりの日」という正式な祝日になったことで、私達に意外な恩恵をもたらしていました。それは何かというと、今年(2014年)の5月6日の休みがそれに当たります。祝日法の改定により、休みが1日増えたのです。
もっと厳密なことを言えば、2007年の祝日法改定前は「振替休日は翌日の月曜日」というルールになっていましたが、2007年の改定によって「その日後においてその日に最も近い『国民の祝日』でない日を休日とする」というルールになりました。同じことのように思えますが、この変更がなければ、今年のみどりの日の振替休日は、こどもの日と重複してしまい、結果として休みが1日減っていました。