大学名は隠すが東京一工の何れかの大学で、大学でも比較的真面目に勉強をしストレートで卒業できた。
いわゆるリア充で、彼女もいたし友達もたくさんいた。何一つ不満のない生活を送っていた。
ただし就活が終わり、自分の就職先を中小企業に決めたとき、その生活は一変した。
自分に見栄があったからかもしれないが、例えば研究室で周りが皆大企業に就職するなか、
自分だけが中小企業を選択したことは、はっきりと「異常」であると認識された。
ちなみに自分は大企業からも内定を頂いていたが、あえて現在の就職先を選択した。
それは社員の雰囲気や説明会の雰囲気など、本当に漠然とした理由でしかない。
しかし、他の多くの人と違う選択をする場合には、その理由を深く考えておく必要がある。
就活において企業を選ぶ基準なんてほとんどが「なんとなく」であるのに、中小を選ぶとなるとそれが許されない。
さらに、どんな理由を説明したとしても「大企業に受からなかったため仕方なく中小企業に行く人」としか認識されない。
おかげで研究室やサークルでも変に気を遣われることがとても多くなり、それまで仲が良かった多くの友人とも疎遠になってしまった。