2014-02-06

http://anond.hatelabo.jp/20140205203807

現状の雇用体制鑑みるに、

こなせる仕事量や成果の多い人が正社員、少ない人が派遣社員、ではなくて、

「ずっとこの会社で働けます」という意思姿勢を示している人が正社員、そうでない人が派遣社員、と言った方が正しいだろうね。

同じ会社に入って働くにしても、両者はそもそも入り口が違う。(正社員採用試験と、派遣会社面接派遣先での面接

入り口が違うって事はすなわち、会社に対して労働者が示す「私はこれくらい働くつもりです」という指標も異なるって事だろう。

長期的な労働力となり得る正社員は、たとえ単価が高くても保護しなきゃいけない。

短期的な労働力となりがちな派遣社員は、たとえ有能でも単価は抑えなければならない。

もちろん会社にとって社員は替えの利くものでなければならないけど、すぐに会社を出て行くような尻軽ばかりでは業務上どうしても困る。

長期雇用を前提とした労働条件で雇っているのが正社員なわけだから、有能だろうがそうでなかろうが、とにかくすぐに辞めたりせずに毎日ちゃんと会社に出て来て振られた仕事を黙ってこなす人間でありさえすればいい。

有能な尻軽は、会社からすれば、短期的に見た場合は社益となり得るかもしれないが、長期的に見た場合はあまり社益にはならない。

無能な出不精は、短期的に見た場合は社益となっているようには見えないが、長期的に見た場合は社益となっている。

だったら有能な奴を次々に短期で雇い続ければいいじゃないか、という話になるかも知れないが、

誰かが辞めた場合、替えの人材がすぐ見つかって以前と同様に仕事も回る、という保証は常に存在しない。

じゃあ、有能な短期契約者を正社員に昇格させ、無能正社員を短期契約者に落としたりするシステム作ればいいじゃないか、という話になるが、

それだと誰にも身分保証というもの存在しないのと同様になるから、そもそも安心して働けず、全員が転職を常に視野に入れざるを得なくなり、結果としては全員が尻軽になってしまう。

結局、目先の有能さよりも、あまり表に出ない忍耐力の方にこそ高い評価を与えないと、会社組織運営はうまくいかないって事なんじゃないかな。

記事への反応 -
  • 隣の部署にいる派遣さんが毎日仕事がないそうで暇そうにしている。 産休中の正社員の子は毎日定時で退社してたけど、それなりに仕事はしているように見えた。 が、仕事を一部しか...

    • http://anond.hatelabo.jp/20140205182856 いや、その点だけ見て両者を比べ、どちらの方が有能かは判断するのは早計だろう。 なぜなら、その派遣さんも、仮に正社員になったとしたらどうぜ毎日...

      • 立場によって仕事のパフォーマンスも変わるよ、という意味か ただ職場が破綻しないよう仕事を回しているわけだから、 必要とする時間が違うだけで、成果量は同じということだ しか...

        • 現状の雇用体制に鑑みるに、 こなせる仕事量や成果の多い人が正社員、少ない人が派遣社員、ではなくて、 「ずっとこの会社で働けます」という意思と姿勢を示している人が正社員、そ...

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