B子が働き出してから何年か経った時、会社の方針として、半期ごとに社員にA/B/Cの評価をにつける事になった。
この評価は給料に反映される。C評価で減った給料がA評価の人に回る。
B評価なら今までと変わらない。株式会社Aでは勤続年数で給料が決まっていた。
導入の理由をB子は詳しく知らなかった。
B子はA評価を求めなかった。
B子は自分なりに頑張って仕事をしていたが、A評価は私よりも仕事を頑張っている人が貰えれば良いと考えていた。
ただ、C評価になる理由も無いと考えていた。
B子はそんな発表があってからも、前と変わらず、目の前の仕事を一生懸命やっていった。
上司の言う事には逆らわず、どんな仕事にも前向きに取り組んだ。
そして、冬がきた。
今日は半期の評価が伝えられる日だ。
「もうちょっと頑張りなさい」
評価はCだった。
B子は信じられなかった。
C評価になる理由が全く分からなかった。
それは本当に辛い事であった。
B子はしばらく、何もできない日々が続いた。
誰に聞いても、B子がC評価になる理由は無かった。
そして、上部の人達をA評価にするために、「C評価にしても文句を言わない人」をC評価にしている可能性がある事がわかった。
B子の部署の上司達は、誠実に評価するつもりなど毛頭無かったのだ。
この話を聞いて感じた事。
日系の企業なら規模に関係なく発生しそうな事案。 私なら、どこが低評価だったか、どうすれば高評価になるかって点を聞くし話し合うけどB子はそうしなかったのだろうか。 往々にし...
だって、定量的な評価って理系でも難しいのに、大企業の経営者って大多数が文系じゃん。(もちろん文系でも定量的評価が出来る人もいるけど) こういう言い方は大変心苦しいけど...
こういう言い方は大変心苦しいけど、受験科目で数学がなかった大卒の人が、定量的な評価を語るのは、定性的にはおかしくないか? いや、本来、その、「定量的」という感覚は「一...
数字で測っていれば定量的みたいなのが、数学の世界でも一番やばいけどな。 統計学は嘘をつく それに数学というのは数字ではなく演繹と帰納法のこと。 この場合の文系とは ...
一般的に評価方法を数式化し公示して公平なコンセンサスを得てその線で評価しようとするのではなく、勘もしくは個人の恣意によって評価を決める人のことな。 何回も書いているけ...