2013-11-18

http://anond.hatelabo.jp/20110511004839

2011年5月11日に「セックスとかした人を羅列します。」のタイトルで今までの女性遍歴を書いた。

せっかくトラックバックで様々な意見というかコメントをいただいて、返事をしようとしていたのだが、諸事情により返事ができなかった。

事情というのは、自分HIV陽性と診断されたことだ。当時付き合っていて、結婚を考えていた彼女保健所HIV審査をした。彼女も陽性だった。

幸いにも初期の状態ということで薬と定期的な検査で発症を遅らせることができると、25歳ぐらいの若い医者に言われた。

彼は動揺していた。彼はバイトでこういった検査の問診をしているらしいが、HIV陽性の人に当たったのは俺が初めてだという。

個室から出る際、彼に握手を求めたところ、ひきつった顔で応じてくれた。嫌悪感を出さないようにしているその様子が、嫌悪感を引き立たせていた。

自分が「エイズの人」になったと感じた。

彼女発狂し、しばらくして自殺した。

実家とその近所にも、HIVの件が知れ渡っていた。

俺は東京での仕事を辞めて、家族親戚友人と連絡を絶って、縁もゆかりもない大都市で新しい仕事に就いた。ここで俺は死ぬのだろう。

職場の人にはHIVのことはもちろん言っていない。業務時間関係上、休まなくても定期的に病院にも行ける。

仕事がない日は2年前と同じで、SNSでテキトーに女を探し、テキトーに呑んで、適当に色々している。


昨日、いつもと同じように、SNSで知り合った方と飲みに行って、ホテルに行った。今朝起きてみたら一人だった。洗面台に置いてあった紙に色々と書いてあった。その人もHIVらしい。

あぁこれは素敵なことだなと思い、ホテルフロントからパソコンを借りて、今こうしてはてな匿名ダイアリーに書き込んでいる。

世の中には俺や、さっきまでこの部屋にいた人みたいなのが必ずいるのだろうし、そのせいで、日本HIV陽性者数は目に見えない部分で毎日、確実に増加しているのだろう。

だれか、俺たちを殺してくれないか

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