集中力にはいろんな意味や側面があると思うんですが、ここで取り上げる集中力は「今取り掛かっていること以外のことをしたいと思う気持ちや行動を我慢する、抑制する力」とします
では、どうすればいいのか
そこで俺が提案するのが、タモリ療法です
精神療法には「森田療法」ってのがあります。有名ですけど、適当に説明します。
欝などで何も行動する気力が無い場合に、ひたすら何もさせないで寝かせておく。そうすると何かしたいという気持ちが湧いてくる。それでも何もさせないでおく。行動する意欲が強くなる。これが第一段階。次の段階では、とにかく行動する。行動しているうちにやる気が出てきて社会復帰というわけです
つまり、憂鬱な考えに「集中」して何もしたくないという段階から、「いろんなことをしたい」状態に持って行くのが、森田療法です
この逆を行こうというのが、タモリ療法です
集中できないのは「いろんなことをしたい」からですので、コレに対するやる気を潰して行き、目の前のことに「集中」させるクズ向けハックがあります
その方法は、「いろんなことを我慢する」です。イラッとしました? でも、もうちょっと納得できる形で説明します
我慢する=エクササイズととらえましょう
エクササイズにも難易度が高い項目と難易度が低い項目があります
難易度の大きな項目にいきなりチャレンジするからみんな挫折するんです
・コップの注いだコーヒーに口をつけそうになった時、一回だけ我慢する
・目や頭がかゆくなってもしばらくかかない
・お腹が減って何か食べたくなっても、5分だけ我慢する
・ネットサーフィンしたくなったら一回我慢する
・それでもネットサーフィンしたくなったら時間を設定する(漠然とサーフィンしない)
・扇風機やクーラーをいつもより弱くしてみる(一時間だけでもよし)
・汗を吹きたくなってもふかない
・蝿が停まっても動じない
このくらいなら難しくなさそうですよね。しかも一日にこなせる回数が多いので、そのたびに忍耐力が少しずつ鍛えられるというわけです。この制限回数や時間を徐々に増やしていけば良いのです
こうやって考えると、日常は修行の連続です。いつ何時でも修行は可能です
くりかえすうちに仙人レベルの忍耐力と集中力がつけられるはずです
がんばりましょう
ちなみに、何かに取り掛かるときは漠然と「集中するぞ」と思うよりも、「~と~を我慢するぞ」と、我慢する項目をイメージしたほうが効果的です
関係ないけど、森田療法ってうつや無気力の治療というより、神経症の治療というイメージのほうが強いな。