オタクをマーケティング上のなにか有意の層みたいに語るのも面倒くさいから辞めた方が良くないか。
あれはただの消費者なんだよ。それだけなんだ。もし奇矯な行動で周辺やベンダーに迷惑を与えるなら(コンサートで騒ぐとか好みのものが買えなかったので店舗に嫌がらせするとか)それは彼らがモンスター消費者だからであって、オタクであることとはなんの関係もないんだよ。アニメにもアイドルにも鉄道にもミリタリーにも関係ないんだ。ただ単に彼ら個人が、あるいは集団が、モンスター性をもってるだけなんだ。それ以外はただの消費者であって、別に消費者より上の価値なんてなんにもないんだよ。
オタクというものが消費者として以外の何らかの価値を持ってるとするならば、彼らが彼らのコミュニティからなにかのコンテンツや文化を生み出し、それが新しい市場性や商品性を持っているという一点なんだ。そこにはもちろん価値がある。でも今の時代、そういうオタク個人がいて、たとえばニコニコで作曲をしたり、Webで面白いマンガや小説を書けば、それはあっというまに発見され、作り手の側へ回ることが出来るんだ。つまり彼らはその瞬間消費側じゃなくて生産側に回ってプロになる。消費者の群れがなにかを作り出して上級のなにかになったりはしないんだ。永久にただの消費者のままなんだ。
これは個人宛でも言える。オタクとか言われている人々は、自分を見つめ直した方が良い。九分九厘のオタクはただの消費者だ。自意識を仮託先としての「オタク」なんてとっくのとうに死に絶えた。
そして別にそれでも困らないはずだ。消費者として深夜アニメを見たり、消費者としてAKBのアルバムを買ったり、なんの不都合もないはずだよ。そのほうがあちこちすっきりしないか?
オタクを有意の層と見なしてる連中に対しての提言だと思った。書き出しがよくない。 冒頭すぐにオタクを有意の層と見なしているオタクに向けた内容ってすぐわかるようにしたほうが...