私がBL好きな理由は(女が出てこない)からじゃなくて(異性愛者の男)が出てこないから、だった。
フィクションを読むときにリアル社会のことなんて考えなくても良いってのは大前提だけど、私はそれが苦手。
男*女だと、構造的にはその(女)の部分に(自分)を代入しうるわけで、
でも現実でイイ男とブスの組み合わせというのはありえないわけで、
そのギャップがイヤというか、
自分が絶対にそのポジションに入り得ないということを直視せずにはいられないというか。
そういう思いが湧いてきて、フィクションを消費するという立場に徹することができないというか。
イイ男*美人の組み合わせじゃなくて、
イイ男*ブスなら良いのかというと、
それだともっと興ざめなわけで。ありえねぇ~って。
セックスの幻想というのは男性側が(こいつじゃ勃たねぇ)ってなったら女性側としてもそれで終了しちゃうわけで。
男*女の性愛フィクションを通して、自分という女を見てしまう。で、へこむ。
でも男*男だと自分が入る(余地)自体ゼロなので、自分のことを考えることがないという。
ちなみに百合も好き。
おそらく私は(異性愛者の男性)が出てくる性愛ものが苦手らしい。
極論(異性愛者の男性)っていうのは(私をジャッジする人)として私の中にあるから、
逃げるには(異性愛者の男性)が出てこないフィクションを読めば良いというか。
いろんな人がいるよね 受け攻め両方に自分を投影する人がいるって聞いたことがある