適切な納期、適切な価格で、妥協なき最高のモノを作ってお客さんに喜んでもらう。
そしてその最高の仕事が自分の評価や名声を高めて次の仕事へ繋がっていく。
それが理想だし、その考えが間違ってるとは誰も思わない。
でも、現実は厳しい。
仕事取る為にディスカウントしたり、安い単価で予算を達成する為に
とにかく量をこなさなければいけないこともあると思う。
利益に貢献するのであればそちらが選ばれるのは致し方ないことかも。
仮に、中長期的には「量<質」の方が会社の利益に貢献するとしても、
自分のキャリアに対するリスクを背負い、経営陣の納得のいく説明を行わなければならない。
他人にそこまで要求するにはそれを正当化出来る材料をちゃんと用意しておかないと無理だよね。
フリーになったからと言ってその論理から開放されるわけではなく、
むしろ、自分の仕事の結果がダイレクトに生活に響いてくるので、
「量>質」で捌く羽目になる可能性もある。
俺はデザイナーではないが、「つくる」側の人間なので元増田の気持ちは良く分かる。
やっぱ、誰にでも出来るような量産品を作業員として作るんじゃなくて、
自分の能力フルに使って、すげーと言われるようないいモノ作って稼ぎたいしね。
ただ、同時に「売る」側の視点ってのも忘れちゃいけないのかなとは思う。
どうしても俺らはモノ視点で物を考えがちで、商売って意識が弱くなりがちな気がする。
(売る側は売る側で行き過ぎだろって時が多々あるが)
ま、何が言いたいかというと、今会社を支配している仕事の法則は
「量>質」ということについてもちゃんと向き合って考えた方が良いと思う。
まずは「量>質」の制約の中で少しでも質を上げられる方法とか考えてみては?