2012-07-03

ウナギ料理店は博多明太子業者の転身に学べ

ウナギ資源の危機なのに、牛丼店やコンビニなど、

本来ウナギと無関係な業者までウナギ商戦に参入していることを嘆いているエントリがあった。

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/apesnotmonkeys/20120702/p1

自分牛丼店やコンビニなど、

ウナギ市場に参入する必然性が乏しい業界が、わざわざ参入するのは、反社会的」と

思っているし、この辺は何らかの自主規制をお願いしたいところだが、

他方で、「ウナギが一切取れない」「ワシントン条約対象になって禁漁」

という事態に陥った場合に、

ウナギ専門店処遇をどうソフトランディングさせるか?」という議論を

並行して用意しておかないと、ハードランディングによる混乱を生じさせてしまう。

ここで参考になるのは、博多明太子業者の由来である

自分は時々地方出張に行くが、その際には「その地方にまつわる書籍を購入」するのが

ささやか趣味になっている。

で、昨秋に福岡で見つけた本に載っていたのだが、

「なぜ博多明太子業者が多数立地しているのか?」という経緯が書かれていた。

そこに載っていたのは、

博多明太子業者の大半は、実は鯨肉加工業者が転身したもの」という

東京ではあまり知られていないエピソード。

捕鯨規制の打開策として、明太子加工販売に窮余の策で転身したところ、

山陽新幹線博多開業タイミングあいまって、一気に「博多土産」の座を手に入れた、というエピソードらしい。

ウナギ料理店の「秘伝のタレ」の技術を、

アナゴサンマ、あるいは他の食材魚類以外にも)に応用できないか

全日本ウナギ料理店協会」(そういう協会があるのどうか知らないが)で本格的に研究して、

ウナギ料理店の転身、ソフトランディング」を政策誘導する必要があるのでは?

  • 参入してる業者達自体に「ウナギ」で末永く儲ける気が無いんだろ。今現在儲かるから手を出してるだけで。 売れなくなったらその時は別のものを売ればいいだけと。

  • よくもまあご都合主義的に利用できるもんだ。

  • うちの地元のスーパーでは、鯖の蒲焼がお目見えしたね。 先日買ってきたけど、めちゃくちゃうまかったよ。 うまいっていうか甘い。 ちょー甘い。 鯖は地元の魚で腐るほど取れるわ...

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