2012-05-08

たいした理由もなく、テストデプトの動画Youtubeでいくつか見ていた。

このバンドについての情報って日本ではほんとに少なくて、俺個人的に

名前はよく聞くが実際のとこまったく得体が知れない、という

状態でここまできていた。ライブ動画劇団とのコラボにまつわるドキュメンタリー

PVなど見てなんとなーくようやく把握できた感が持てた。

いわゆるメタルパーカッション系に分類され、同時期に活動していた

アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン比較されることの多いバンド(?)だ。

でも改めて見てみると両者の共通点はそれこそ「メタルパーカッションを使ってる」

くらいしかないと気づく。ノイバウテンはやはりかなり「ロックバンド的」なのに対し、

テストデプトは「パフォーマンス集団的」というか、ポップさがまるでなくてやたらと

政治色の強い、なおかつ青くないブルーマングループ、みたいな。

うそう、政治色というか「反◯◯主義」みたいな部分も特徴のようだな。

なにしろアルバム「ショルダー・トゥ・ショルダー」は「南ウェールズストライキ炭鉱労働者合唱団」との

ダブルネームだし。ただ、反資本主義的な方向性ソ連崩壊後の彼らの作品からは薄れ、

キリスト教以前のイギリスというテーマに傾倒してどんどんクラシック民俗音楽が合わさったような

方向に行ってしまう。(末期のSPKもそうなんだがヨーロッパ方面のノイズの人ってなんでちょっとほっとくと

クラシックくさくなっちゃうんだろ)劇団ブリス・ゴフ」とのコラボ「Gododdin」なんかが特にその

傾向が強い。

さてもっかいノイバウテン比較するとテストデプトはバンドっぽくない。なんか「パーカッション主体の『楽団』」

って感じ。ギターベースがいない、ってのが大きな違いだな。でもトランペットがいたりする。

そう考えるとクラシックとか民俗音楽方向にいったのはあんま間違ってないとも言えるのか。うむ、けっきょくよくわからん

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