もしも(歴史にもしもはないけど、敢えて「もしも」の話をすれば)だけど、あなたの親が
一言も「勉強しろ」と言わなかったとしたら、あなたに全く干渉しなかったとしたら、どうだったんだろう?
私の親がそうだった。
ボンボンだった。
ポンっと60数万をもらったことがある。
で、私の人生はというと、遊びほうけたというわけでもなく、そこそこ勉強した。
大金をもらった時でさえ、セガサターンのソフトを1枚、音楽CDを2枚くらい、ポータブルMDプレーヤーを買ったくらい。
「友達の家に行ったら、なにかご馳走されたりしたら(あとでお礼を言わなければならないから)ちゃんと全て報告しなさい」
と言われていたからだった。
母が祖母(姑)に
「子供がよそ様のお世話になったら、ちゃんと親がお礼しなさい」
と言われたから、母は私にそう言っていることを私はわかってた。
私が友達の家に遊びに行くことが、親同士の外交問題になり、家同士の外交問題となると思うと、嫌だった。
「うちの子がお世話になりました」
「いえいえ、どうも」
みたいな会話をされることが、私には心底嫌だった。
そんなわけで小学生の頃から、友達との関係は学校の中だけで、放課後や休日は交わらなかった。
お金の使い方としては、たくさん使った日でも、半日ほどゲームセンターに入り浸って2000円くらい使う程度。
(本当にそのくらいしか使えなかった。一人でプリクラを撮るような性格じゃなかったし、UFOキャッチャーにも興味がなかった私は、100円2ゲームのビデオゲームばかりで、1ゲームあたり30分くらいは遊んでいられた)
報告の義務さえなければ、と親を恨んだ。
完全に逆恨みだ。
「どうして私の友人関係に干渉するの?」
と強く出たが、そこは親も折れなかった。当然だ。親が正しい。
むしろ干渉の度合いはめちゃくちゃ少ない方だったろう。
「どうして勉強しろだとか言わないの?私に興味がないの?」
と言ったこともある。
冷静に考えればどう考えたって理想の親だ。
ぶっちゃけた話、私には不満がなかった。
ちょっと違うかな、私は、どう接されても満たされない、心に欠陥をもってる。
勉強しろと干渉されたらやはり文句を言ってたと思う。
友達ができなかったのは、親のせいじゃなく、コミュ障だからだ。
そのことに気付いたのはつい最近。
20代も終わりに近づいた頃。
そこそこに、出世コースにも乗ってる。
http://anond.hatelabo.jp/20111202005410 私は、どう接されても満たされない、心に欠陥をもってる。 勉強しろと干渉されたらやはり文句を言ってたと思う。 友達ができなかったのは、親のせい...
「友達の家に行ったら、なにかご馳走されたりしたら(あとでお礼を言わなければならないから)ちゃんと全て報告しなさい」 「子供がよそ様のお世話になったら、ちゃんと親がお...
うん、常識的な付き合いの範囲だということはわかってる。 でも嫌だった。 それは自分のワガママで、友達が欲しいと念じつつ、その程度のことが嫌で、踏み込めず、つまりはその程度...
http://anond.hatelabo.jp/20111202212226 全ての人に友達がいて当然、というのは正しくない。 私は友達は作れない種類の人間だし、そもそも私の心は友達を欲していない。 最初の元増田に伝え...