2011-10-18

著作権を守る必要はない

ローレンス・レッシング教授は「著作権による規制強化は文化の自由を奪う」と主張している。

最近著作権を絶対視している人があまりに多いのでレッシングの文章を引用する。

ローレンス・レッシング教授が指摘する著作権問題

 もし写真撮影に許可がいるようだったらカメラは普及しなかったはずだ。

Freeであることによって写真市場は爆発的に広まった。つまり権利でしばらかったからこそ普及した。

権利を主張しすぎると技術の普及の阻害になる。同様に、著作権を主張しすぎるとクリエーターはいちいち許可を得なければならなくなりクリエイティヴィティが邪魔される。

 知的財産権に関してはバランスのいい議論が必要だ。

著作権の仕組みは技術依存するので、技術が変われば法律も変えなくてはならない。法律を新技術対応させる必要がある。そして、アーティストクリエーター創造性を守ることが重要だ。

 技術によって新しい形の創造性が可能になり、インターネットでそれを共有することも可能になっている。

これを規制することは意味があるのかどうか。著作権必須であるが、だからといって文化多様性や広がり、クリエイティビティが阻害されてはならない。

 しかアメリカの現状は、「知的所有権に反対するものは反アメリカ的」というムードがあり、「IP(Intellectual Property)マッカーシズム」とでもいうべき状況になっている。規制が強ければデジタルマーケットは飛躍的に伸びることはできない。市場は成長するもの、その伸びはかなり鈍いものとなる。

 われわれは自由な文化を築いていかなければならない。

「許可の文化」ではいけない。文化の自由を守るために、意味のない法律を取り除くことが重要だ。そのためには極端主義、つまり知的財産権マッカーシズムを止めなくてはならない。われわれはバランスの取れた議論に戻らなくてはならない。

http://homepage.mac.com/m_wada/iblog/B459371987/C497267768/E64586440/index.html

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん