2022-10-21

大阪桐蔭選手指名漏れしている理由

コアな野球ファン以外にはどうでもいいネタ


大阪桐蔭選手指名漏れているのが話題になっていた。自分身長188センチで150キロを投げ、日本代表でも無失点投球だった川原までが指名漏れしたのは驚いた。最近大阪桐蔭選手指名漏れしたり評価が低くなっている、個人的に考える理由


(1)最近卒業生プロ通用していない

2000年代プロスター選手複数輩出したが、2010年代以降の卒業生で、1軍で常時出場しているのは森友哉ただ一人。過去横浜高校PL学園と比べても顕著であり、大阪桐蔭環境で育つとプロの壁に当たる一般的理由があるのではないか、とスカウトは見切っている。個人的には、初球から何も考えずマン振りする、完全に日本ガラパゴス高性能金属バット最適化した打撃スタイル全面的に見直すべきだと思う。


(2)選手個人能力が低く評価されがちになっている

そもそも高校での活躍は、周りのチームメートに恵まれていることもあるので、その実力が2割引きで評価されてしまう。無名校を一人で県大会準優勝に導いた投手と、大阪桐蔭複数いる投手の一人だったら、前者の評価がどうしても高くなる。野手評価も同様。


(3)スカウト制度問題

実はこれが一番大きいように思う。六大学野球ので高い成績を残しているスター選手指名漏れ、ということが毎年恒例行事になっているが、これも似たような問題がある。そもそもスカウトは「無名だが素材のいい選手」に目をつけて濃い関係を作る傾向がある。目をつけられた選手も、その高校大学指導者も、たいした実績もない自分たちに注目してくれるので感激し、「ぜひお願いします」と頭を下げる。スカウトもそれに応えようと、会議でその選手を全力で激推しする。もし大当たりしたら、そのスカウト評価も非常に高くなる。他方、甲子園常連校や名門大学の有名選手は、学校がガードしていたりスカウトの出入りが激しいこともあり、そうした濃い関係をつくりにくい。スカウト推し指名して当たったとしても、既に有名な選手なのでスカウトの功績とはみなされにくい。結果として、何年に一度の逸材とか、その年の目玉選手というレベルでなければ、スカウト激推しする「中央では無名だが素材のいい選手」を指名リストに入れる。



個人的には六大学野球をよく見るが、リーグ戦でろくに結果を残していない立教の荘司が1位競合で、17勝している慶応の増居が指名漏れというのは、ちょっと納得できないところがある。

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