2022-06-27

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なぜ孫正義WeWork投資失敗を認めないのか 一日でも早く「携帯電話の次」が必要

PRESIDENT Online

社員5、6人の会社にポンっと100億円を出資

孫氏はスタンフォード大学学生だったジェリー・ヤン氏とデビッド・ファイロ氏が設立した米Yahoo!上場した1996年社員5、6人のこの会社にポンっと100億円を出資している。ヤン氏は「今資金は潤沢だからはいらない」と孫氏の出資を断ったが「あって困るものではない」と金を置いて帰ったという。

2000年には中国の名も無い英語教師が立ち上げた会社20億円を出資した。その会社アリババ」は中国インターネットショッピング市場を席巻し、SBGは8兆円の含み益を手に入れた。

孫氏は業界通の間に情報網を持つコムデックスとジフデービスを通じて「掘り出し物」のベンチャーを見つけていた。それらの会社が大化けすることで、SBG10兆円を超える含み益を手に入れ、その信用力で米携帯大手スプリントや英半導体ARMを買収した。

投資家の脳裏には今もこの神話が焼き付いている。この1年半のSBG株価を見れば、投資家の迷いがよく分かる。

SBG2018年3月決算を発表した同年5月から9月にかけて、同社の株価は3800円から5700円に上昇した。だがその後、同社が計上した巨額利益の多くが、国際会計基準に基づく未公開企業評価益であることが嫌気され、再び3500円まで下降する。

UberWeWorkが「大化け」することはなさそう

ところが投資先の配車アプリ大手ウーバー・テクノロジーズニューヨーク証券取引所上場が目前に迫り、ウィーワークの上場日程も決まった2018年12月から19年4月にかけて再び6000円まで上昇する。ウーバーやウィーが第2、第3のYahoo!アリババになる可能性が出てきたからだ。

しかし公開価格が45ドルだったウーバー株は20ドル台まで下落、ウィーは自分が所有する不動産をウィーにリースしていた自己取引などの疑惑創業者アダム・ニューマン氏が辞任。2019年9月としていた新規株式公開IPO)も延期となり、その後IPO目論見書に誤りや抜けがあったことも明らかになった。ウーバーとウィーの変調SBG株は10月末時点で4000円近辺まで落ち込んでいる。

分かってきたのは、ウーバーやウィーが「Yahoo!アリババのように大化けすることはなさそうだ」ということだ。

ウーバー創業者トラヴィス・カラニック氏は2017年、社内でのパワハラセクハラ会社グーグル自動運転技術を盗用していた問題など、さまざまなトラブルを起こして辞任した。ウィーのニューマン氏は自己取引のほか、自社株の売却や自社株を担保にした借入で7億ドル調達し、その金でプライベートジェットを乗り回していたことなどが投資家の不興を買った。

こうしてみると、成功した2案件では孫さんが直接経営者に会ってたけど、

失敗した案件では部下にまかせてたのかもしれないね

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