今回のONSの分析では、両地方とも最困窮地域での死亡率が非常に高いことがわかった。イングランド全体における10万人当たりの死亡者数は81.9だが、困窮指数が高い地域順に見ると、128.3、124.8、114.5、88.3、80.3、73.2、71.8、70.3、67.0、58.8で、最困窮地域では最も恵まれた地域の2倍以上高いことが明らかになった。一方、ウェールズ全体における10万人当たりの死亡者数は67.6だが、困窮指数が高い地域順では109.5、78.5、64.2、50.5、57.5で、イングランドと同様に困窮度の高い地域の死亡率が圧倒的に高い。
イングランドでの具体的な地域について見て行くと、ロンドンでの10万人当たりの死亡者数は137.6と極めて高い。とりわけ突出しているのはブレント210.9、ニューアム196.8、ハックニー182.9、ハーロウ178.0、ハーリンゲイ177.9。これに対し死亡率が低いのは、シティ・オブ・ロンドン42.6、リッチモンド・アポン・テムズ85.4、カムデン89.7、ベクスリー91.6、キングストン・アンド・チェルシー92.8となっている。
ただ中心部であり金融センターとなっているシティ・オブ・ロンドンの2020年の居住人口は7,561人と推計されているので、多くが20万人から30万人規模の人口をもつ他の32自治区とは区別して解釈する方がよいと思われる。さらにこれらの地域の中には、例えばハーリンゲイのように有数の高級住宅街と最困窮地域とが隣接している地域があることにも留意したい。
ロンドン以外の地域で10万人当たりの死亡者数最も高いのは、イングランド北西部のサルフォードで199.6。以下、西ミドランズのウォルソール159.1、ヨークシャー北部のミドルズブラ148.3、バーミンガム144.1、リバプール140.2だった。これに対し死亡率が低いのは、イングランド南東部のヘイスティングズ8.9、東部リンカシャ―にあるグリムズビー14.1、ノーウィッチ23.0、リンカーン29.5、プリマス33.5となっている。
海外からの留学先として人気のあるオックスフォードは66.0、ケンブリッジは66.1だった。この両地域は大学を中心に独自の社会・文化が形成され、共通点も多いが、死亡率までが近似していることが注目される。この数値にも、コロナ関連死亡率と社会経済状況との関連が表れていると言えそうだ。
なお、ONSが発表した同期間のデータには、新型コロナを含む全てに起因する死亡者数と10万人当たりの調整死亡者数も記載されているが、イングランドでは困窮指数が高い地域順に466.2、431.4、387.7、342.5、320.0、299.7、290.1、279.5、271.0、242.6で、やはり困窮度が高いほど死亡率が際立って高い。さらにウェールズでも412.5、364.4、294.7、267.8、261.7と同様の状況が明らかになっている。
【イギリス】政府統計局、新型コロナ関連死亡率は最困窮地域で2倍。格差影響が浮き彫りに
https://sustainablejapan.jp/2020/06/20/uk-covid-19-mortality-rate/51049
ジニ係数と超過死亡に強い相関関係
データサイエンティストのユーヤン・グー氏はこのほど、解析モデルを何度も調整して、41種類の変数と米国の各州の新型コロナ死者数との間の相関関係を探った。
その結果、どの解析においても新型コロナによる死亡と重要な相関関係がある変数は3つしかないことがわかった。所得格差、人口密度、人口当たりの介護施設入所者数だ。そのうち最も影響が大きいのは所得格差だった。
世界を見渡すと、グー氏はいいポイントを突いているようだ。所得格差が小さい北欧諸国では、新型コロナの人口当たりの死者数が欧州全体を下回っている(厳しい行動規制を取らなかったスウェーデンでも同じだ)。
ジニ係数が0.29のフランスでは、0.34の隣国の英国より(死者数が平年に比べどの程度多いかを示す)超過死亡が格段に少ない。一方で、格差が著しく大きい米ニューヨーク州では、新型コロナの死者数もずばぬけて多い。フロリダ州はいずれの点でも突出していない。
グー氏と同じように変数を用いて分析した研究は少ない。だが、本誌(The Economist)が新型コロナによる死者数の決定要因を巡る研究論文を数十件調べた結果、所得格差は死者数がばらつく理由を解明する力が一貫して強いことを確認した。例えば、カナダ・マギル大学のフランク・エルガー氏らは84カ国を調査し、ジニ係数が1%上昇すると、新型コロナによる死亡率が0.67ポイント上昇することを突き止めた。
また、米スタンフォード大学のアナベル・タン氏、ジェシカ・ヒンマン氏、ホーダ・アブデル・マギド氏は米国の各郡を調べ、所得格差と新型コロナ感染者数と死者数との関係性は2020年こそ一定しなかったが、おおむね関係性があり、格差が大きい郡ほど感染者や死者が多くなる傾向があることを確認した。
▼コロナ死の多寡 決める格差(The Economist): 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB010TH0R00C21A8000000/
もう十分増えてるぞ
感染者は増えている。重症者はコロナワクチンを打っていないやつを中心に増えている。 ワクチンが行き渡って、さらに軽症者が重症者になるのを防ぐ治療ができて、重症者が病院のキ...
ワクチン打ってないのに出歩く奴は自業自得なので死なせとけば世の中が綺麗になる
ワクチン打っても感染はするし インフルエンザ並みの高熱(後遺症出る可能性有)は軽症だし 肺炎は中等症だぞ 重症は脳炎とか脊髄炎とかECMOが検討される状態のことな ちなみに肺炎...
だから死なせとけばいいといってるじゃん 若くて死ぬのはほとんどはクソデブだしな
ウイルスに曝露されるリスクがあるかどうかなだけで関係ないぞ フツーに若い医者が死んでただろ? 強いて言えば所得は関係するみたいだぞ コロナで死んでるのはどこの国も貧乏人ば...
ますますいいじゃん 貧乏人が死んで世の中綺麗になる
でも日本は上級国民以外は入院出来ないから 自宅で中等症の患者が救急搬送先がない対応する医師がいないので救急隊員が個人宅に詰めて酸素供給したり 案の定、家族全員が感染して死...
おじいちゃん、トイレで独り言してても意味ありませんよ〜
現実を見つめようね
はいはい、上級?下級? SFが好きなのね〜
ほんまジャップランドの上級国民やりたい放題すぎて草なんだ😊 自宅で中等症の患者が救急搬送先がない対応する医師がいないので救急隊員が個人宅に詰めて酸素供給したり 案の定...
コロナじゃないことが証明されているわけだから別におかしくない コロナでさえなければスムースに入院できることが証明され医療崩壊もしていないと判明した
全ての病院がコロナ対応してるわけじゃないですよね 経営のためにお金持ちターゲットでセレブな検査入院とかやってる病院もありますよね はい論破
あらゆる病院はコロナ対応のためにリソースを提供すべきだってご意見ですか? 橋下徹みたいなこと言ってますね
アメリカは金がないと病院にかかれない。日本とは保険制度が違いすぎるからそのままあてはめるのは乱暴だと思う。
日本はもっと酷いぞwww
その通り 気まぐれや集団免疫の都合やおこぼれでで医療がたまに受けれたりワクチンを打てとなるだけanond:20210821100828
一方、上級国民は無症状でも入院できたり、検査入院が出来るのだった 挙句、オリンピック選手でもないのに関係者だということで優先治療の依頼をしたり(なお断られた模様。胸スカ)
正解 そもそも病床ももう無いし救急車呼んでもたらい回しだから詰んでる