2020-08-04

世間がどう半沢直樹感情移入しているかからない

そこそこ面白く視聴させてもらっています

ただ「他のドラマは見習うべき」おじさん/おばさんが大量発生する程に王道かと言われると……

インド映画面白かったら世の中の映画は全てインド映画を真似ないといけないのだろうか。)

まぁ個人的趣味にあまり合わないんだろうと言うのはあって

実際、一期も最初エピソードぐらいがピークで後半よくわからなかった感はあった。

けど二期はもうなんか凄い。

半沢直樹が悪過ぎて、都度挟まれる顔芸対決シーンでも、どっちかって言うと半沢直樹の方がが悪役側でヤクザ親分が怒鳴ってる感じしかしない。

親会社子会社スパイ合戦のくだりも、最初喧嘩ふっかけたのが親会社だとしても明らかに反撃の仕方の方が重罪っぽくて

いくら顔芸シーンで正義を力説されても、「礼儀に欠けたら鉛玉打ち込まれても仕方ないよね」みたいに聞こえてしまう。

百歩譲って(この世界の)銀行員は「疎開資料」とか言い出すアウトロー集団だとしても

3話のIT社長社員不正アクセスを大声で命令してフロアの全員が応援する展開はIT業界からクレーム来るレベルだと思う。

いやー、別にそこは社長室でコッソリやるとか、何なら倉庫に隠れてやるとかの演出でも良かったのでは……

下町ロケット徹夜サービス残業起死回生の一手を繰り出すのは、まぁ演出範囲だと思う。

でもそれをこの展開で使ったら流石にわけわかんなくないか……?

悪い奴が主役でも良いとは思うんだけどね。クライムサスペンスはそれをクライムとして描いてるから面白いと思うんだよね。。。

半沢直樹アウトロー加減とそれ以外の作品の一致団結感を融合させてしまった結果、何かよく分かんない状態になってるけど

それが世間にすんなり受け入れられてるのがものすごく戸惑う。

世間的にはこれで大正解のようなので文句ばかり言っても仕方ないのだけど、

もう少しリアルっぽさ(≠リアル)な路線で来ると思ってたのでここまで振り切ったのは意外だった。

別に演出優先でもいいんだけど、例えばストーリーに影響ない範囲株価ストップ高にするとか(せっかく大画面にローソク足を常時出してるし)、

ハッキングネタやるにしても日本語ファイル名のタイピング速度で決着が付くんじゃなくてシェル芸っぽい何かをやるとか、

個人的にはそのぐらいの「それっぽい演出」が見たかったのかも知れない。

そんなに歌舞伎を見たければもう歌舞伎として制作して放送すれば良いのでは……ジャンプ漫画とかもあるんでしょ?

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