ツイッターに流れてきたのがきっかけで、それまではタイピングが得意どころかパソコンはyoutube専用機と化していてキーボードも寿司打をやる前までは人差し指で打っていた。
自分は大学にも行ってないし、出た高校は工業高校でもちろん勉強ができなかった(別に工業高校にも頭がいいやつはいた)。なので今流行り(?)の教養なんてこれっぽっちも持ち合わせていない。日本史なんて勉強してなんになるの?と思っている人間の一人だった。
けど、寿司打をやってちょっとそういうことにも興味を持ち始めた(暗記などは相変わらず苦手なままだが)。寿司打をやっているとたびたび意味、読み方のわからない単語が出てくる。その中には有名なお菓子源氏パイもあった。さすがに商品自体は知っていたが恥ずかしながらずっと「げんしパイ」と読んでいた。そのセットのタイピングが終わった後、「そもそも源氏ってなんだよ」と思い「源氏」について調べてみた。するとなにやら昔のお偉いさんらしい。源氏物語というのも検索候補にでてきたので調べてみたら、日本最古の長編小説(!)と出てきた。こんな事実周りにいる人は知らないだろうと当時は本気で思っていたので、妻にそのことを自慢げに語ったら「いや小中学校でやったじゃん」と返された。え、まじ・・・?なにも覚えていない・・・。図書館においてあるだろうから読んでみたら?と本人は冗談のつもりで言ったらしいが、なんかくやしかったので人生ではじめて本を借りに行った。人生で本を借りたことなどなかったので正直とても緊張してしまった。
結果・・・とても面白かった。なにがどう面白かったのか語彙力がないなりに書きたいが、ツイッターに感想をツイートしたらここ間違っていますよと指摘されてしまって(とてもありがたいことだが)、それがこわいので今回は書かないことにする。なにより、自分がこんなに長い物語を読み切ったことが一番衝撃だった。読み終わった後は、同じコーナーにあるものを読み漁るようになり、妻に「なに?最近はやりの教養ってやつ?(笑)」と言われてしまった。正直教養の意味はよくわからなかったのだが、古いものを読むことなんだろうと勝手に自分の中で決めた。
高校でも古典なんてものはやったが、内容は何も覚えていない。こんな面白いものなら授業をまじめに受ければよかったと少し後悔もしている。皆さんもタイピングゲームをして源氏物語をよんでみてはいかがであろうか。
夫婦揃って「教養が最近流行り」って認識だったり、「源氏」が読めなかったり、これでも結婚してたりと、色々と凄いな… あんなクソ長編を全部読んだのもすごいし、twitterで反応もら...
無学や流行に疎いのは自分でも思っているのだけどもなかなか改善するのも難しい・・・ 読む前は絶対に読み切ることはないと思っていたが、案外読めてしまった(笑)