2017-04-09

人形遊びの最終回

小さい頃、ポケモン指人形友達人形遊びをするのが好きだった。100円で買える、ソフビみたいなやつ。

一緒に遊んでたのは近所の何歳か年上の女の子と、その子の弟。

このポケモンはどういう性格で、どういう所に住んでて~~みたいなのを決めて勝手オリジナルストーリーを作って遊んでた。

サトシとかカスミとかが出てこない、完全にポケモン同士のコミュニティの話にしてた。

はいちばんその遊びをしている時が楽しかったんだけど、ある時「終わらせなければならない時」が来てしまった。

しかの子が引っ越すタイミングだったかな、女の子の方がもうすぐ中学生に上がるって時だった。

の子は私につき合って今までと変わりなく遊びにつき合ってくれてたけど、なんとなく「子供みたいな遊びにいつまでもつきあわせるのも良くないかな…」と子供ながらに思っている所はちょっとあった。

それで引っ越す前、最後に遊ぶ時に指人形遊びの「最終回」をやった。内容は今まで通りだったけど、おもちゃ箱ひっくり返して色んな人形を使って、思いつく限りの展開をやりつくし遊んだ

最後それぞれのキャラクターインタビュー(?)みたいなのをやったんだけど、私は「今後このお話の続きはあるんですか?」と自分の持ってるプリン人形に聞いた。プリンは「これで終わりだけど、もしかしたらなんかの形で続きがあるかもしれません」と答えた。

今になって思うと、この答えは私の本心だったんじゃないかって思う。

本当は友達に「人形遊びを続けたい」と言いたかった。

けど、そんなの全くもって現実的ではないことは分かっていた。中学生になったら部活とか、恋とか、なんか私のよく知らないもっと楽しいことがあるはずだから、私はいつまでも人形遊びの世界友達を縛り付けておくことは出来ない。

でも戻ってきたかったら、私はいつでも待ってるよ。

そう言いたかったけど、言えなかったから、続きがあるかも、って人形に言わせるしかなかったんだと思う。

の子とは引っ越しからも時々会ったけど、案の定人形遊びの話はしなかった。

私も私でその子引っ越しからは別の友達と、別の人形遊びをして、引っ越して、また同じように最終回をやった。

今日部屋を片付けていて急にそのことを思い出した。腐女子友達彼氏が出来て、なんだろうな~~~前にもこんなことがあったような気がするな~~~と思いながら記憶を探っていて、ようやくたどり着いた記憶だった。

腐女子友達とはここ数年の付き合いで、ほぼ毎日妄想ラリーを繰り返していた(かなり供給の多いジャンルなので)。もちろん腐女子友達も「彼氏が出来たとして腐女子をやめることはない」と言っていたし、まあ私もこの子がやめても私はまた新しい友達見つけるか、ジャンルを移動するだけだろうなと思って楽観視していた。

ところが彼氏が出来たと言われてここしばらく、ばかばかしいことに私は胸が潰れるような思いで過ごしているのだ。

相変わらず供給はあるし、友達ジャンルの話を続けている。

でも心のどこかで、「そろそろどこかで最終回を作らなければならないのかもしれない」という思いが芽生えてきている。

というより、どっちかっていうと、「私は捨てられてしまうかもしれない」という危機感なのかもしれないなあ、これは。(だって人形遊びしてた友達も、腐女子友達もやめようなんて、一言も言ってないからね)

妄想より現実のが上だとか、そんなことは私はこれっぽっちも思っていなくて、現実現実の楽しみがあるし、妄想妄想の楽しみがあるって分かってはいる。人によってはそれが両立しうることだってことも。

友達には友達人生があって、それは私が動かしようのないものだってことも十分わかっている。

ただただ、私は一人ぼっち子供部屋に取り残されてしまうのではないかという悲しみと毎週末戦っているだけだ。

何でみんな大人になってしまうんだろう。

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