2017-02-09

教育困難校教員簡単に辞められない理由

トラバでもブコメでも「辞めろ」の大合唱なんだけど、そう言われればそう言われるほど辞められないのがこういった職業ジレンマから

教育困難校の生徒は基本的に捨て猫みたいなもので、放っておくと死ぬタイプの非常に弱い存在だ。

発達障害差別と言われようと、先生の指示が守れなくて道路に飛び出したり足し算引き算が出来ない半分大人の生徒たちの面倒を見るのは本当に難しい。

そして差別して下に見ているとかそういう次元じゃなくて、淡々と起きている現実を書いてるだけ。

出来るなら誰もこんな話がしたいわけじゃない。

これは動物愛護でも介護現場でもそうなんだろうけど、仕事を辞めるっていうのは少し手を伸ばせば助けられる命を見捨てることになる。

特に教育困難校の生徒は慢性的愛情不足の子が多いから、「俺たちを見捨てた」「裏切られた」と思う可能性も高い。

いくら体調不良だと説明しても、高校生にもなればその辺の本音と建前は簡単に見抜く。

というか、そういう子たちの方が方便に対して敏感だから「お前らが嫌だから辞める」なんてわかったら何をするかわかったものじゃない。

それに「好きな先生が辞めたか学校辞める」という生徒が大量発生する可能性もある。

教育困難校はそれだけ危ないバランスで成り立ってるから、一概に「辞めろ」で解決しないんだってことは覚えておいてもらいたい。

同様に「進学させるな」「体罰を与えろ」なんかも実情に合わない無責任意見から

少しでも興味を持ったのなら教育困難校の在り方についてもっといろんな人に考えてもらいたい。

ただ、教育困難校でも全日制に通えているならまだ救いはある。

金銭面以外の問題定時制通信制に通うしかない高校生

進学も就職もしないで家にずっといる奴とかの実情ももっと世間は知るべきなんだろうけど、しばらくは無理そうだな。

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