■題材提供

・事故や事件を自由に起こせる架空の新聞記事を作成できるノートで、世界を変えようとする女性の話

思い付いたきっかけ

• 昨日の足場用の鉄パイプが落下して男性が死亡した事故は、足場組立や解体の際の鳶職の練度に頼ったやり方に警鐘を鳴らすために誰かが起こさせた事故だったのではないかという想像から。

基本的なあらすじ

• 主人公は中堅出版社に勤める女性。ふとしたきっかけでそのノートを手に入れた彼女は身の回りの困ったことをどんどんとそのノートで解決していくうちに、そのノートを使って世界をより良い方向に加速させようとする。
• 最初のうちは、ノートをつかってどのような事故や事件を起こせば身近な問題が解決できるかを苦心しながら考えていく話。中盤からはそれらを交えながら世界を変えていこうとし、それに気がついた組織をどう欺いて逃げるかという話になる。

ノートのルール

• 新聞記事であるため、かなり詳細に書かなければならない。ただし、新聞記事になった段階で不明であっても不自然でない部分はその限りではない。
• 事故や事件が起こる日時は、記事が書かれてから30日以内の適当な日時が自動的に選ばれるので、直接的に日付を指定することはできない。このルールは決定事項(特定の店舗の開店日など)を利用することで回避可能。
• 個人の思想や感情を操ることはできない。そのため、怨恨による殺人を起こさせたい場合にはそれ相応の恨み辛みが必要。ただし、「○○が大人気！」などと書くことで不特定多数の感情を操ることは可能。
• あり得ないことは起こせない。記事を書いてから30日以内に色々な意味で十分起こり得る事故や事件でなければ記事が不成立となってしまう。なお、それが起こり得る得ないや実在の判別に使うこともでき、宇宙人は(少なくともノートを手に入れた日から30日以内には)地球に現れないことと徳川埋蔵金が存在しないことが劇中では明らかになっている。
• 記事足り得ないような公共性の低い事故や事件は不成立となる。劇中では、主人公を苛めてくる大手出版社に勤める元同級生を心臓発作で殺そうとして不成立となった。
• 天候を操作することはできない。夏に雪を降らせることはもとより、前述の方法を用いて日付を特定させてもその日の天候と矛盾するような内容であると不成立となってしまう(雨の日に足場解体は行われないためなど)。逆にその方法を用いて特定の日にちの特定の時刻の天気を知ることができる。
• 自分に対して直接的に利益になるようなことは書けない。この場合は不成立とならず書いた瞬間にその記事が消えてしまう。そのため、主人公は中堅出版社に度々ベストセラーを出させる(記事を書く)ことで間接的に利益を得ている。
• 記事は翌日午前4時で確定する。それまでは何度でも書き直すことが可能。
• 記事不成立の場合には、午前4時になった瞬間に書き上がった記事に大きく「ボツ」の赤判子が浮かび上がってくる。
• 記事不成立の際のペナルティは特にないが、ページ数には限りがあり、書かれた記事は不成立でも消せないので、不成立の記事はページを無駄に使ってしまうことになる。

デ○ノートのパクりとか言っちゃいけない。

Permalink | 記事への反応(2) | 23:41

ツイートシェア