先日ホッテントリになった、メルカリすげーという記事。それに、現実とリンクしたウェブサービスは強いと書いてありそれが斬新な意見のように受け止められていたが、ウェブ界隈で働いてる奴らはその程度の認識すらなく飯を食っていたのかとびっくりした。現実を便利にするウェブサービスはマジョリティに届くし、ウェブを便利にするウェブサービスはメジャー化しない。それは10年前からの常識じゃなかったのか?
まぁいい。そんなおまえたちに@コスメは見えているのか聞きたい。
@コスメはクックパッドと並ぶくらいに成功しているウェブサービスだと思っている。クックパッドは技術ブログを出している。だからウェブばっかり見ているおまえたちでも気づくサービスだ。だが、@コスメは技術ブログを出さない。だからおまえたちは気づいてない。…のだろうなぁと思っている。
@コスメの何がやばいのか?特に渋谷や新宿、上野など、都内各地にある@コスメストアの存在がやばい。口コミの力を背景に、今まで出来なかった形態で化粧品を販売できてるのがやばい。
ここでおまえたちの大半を占めるであろう男性に軽く説明すると、コスメには主に3つのランクが存在する。プチプラコスメ、DSコスメ、デパコス、だ。順に、〜1000円代化粧品、〜3000円代化粧品、それ以上の青天井、と、このランクは主に値段別で決まるが、もう一つ重要な要素がある。ブランド感だ。ブランド感を維持するために、プチプラコスメとデパコスが同じ場所で販売されることはない。それが常識だった。
だが@コスメストアは違う。口コミで人気があるなら、それがプチプラだろうとデパコスだろうと同じ店頭に並ぶ。これは正直革命と言っていい。一つのウェブサイトがユーザーの支持を背景にここまでできるようになったのだから。メーカーの販売戦略を、トップダウンからボトムアップへ転換させたのだ。何度も言うがやばい。
当然、@コスメは@コスメストア以外の基本的なウェブサービスにおけるマネタイズにも手を出している。人気順ソート、口コミの詳細な絞り込み、口コミされた商品の通販、各メーカーとのコマーシャル契約。正直詳しい数字は知らんが、もう10年以上サービスが続いているのだ。これらにおいてもある程度の成功はおさめているだろう。
ギークの目に届かないところで大きな成功をおさめているサービスはある。おまえたちがウェブに詳しくアーリーアダプターを気取っていようと、そもそも客層が違えば見えないものはある。そのウェブ企業がギークの方を向いていない、それだけでそのウェブ企業が巨大化し無視できなくなるまで気付かないのは、あまりに寂しい。
まぁウェブなんて現状使えば使うほど個人にカスタマイズされていって、自分の興味のないものは見えなくなるタコツボ化する方向に向かっているから仕方ないが、そこで自分と違うものを引っ掛けるアンテナを持っていてほしい。そして私のような技術のわからん人間にも持てるようにしてほしい。
ハンドソープとか女に贈るプレゼントとか@コスメ参考にしてるぞ 輸入物のダマスクローズエキス入ったアルガンオイル贈ったらガチ喜びされて嬉しかった
その喜びを大切に。
大成功したウェブサービスとして昔から普通に色々な所で名前上がってると思うけど それを知らないって視野狭すぎるのでは
今@コスメを知っていることが、成功しているのに見えないウェブサービスがないことの保証になるか? 全部のウェウブサービスを把握しろってことではない。 自分の知らない世界が身...